「およそ常識なんてものは疑ってかかった方がいい。立つ場所、見る位置でいくらでも変わる。」
プロフィール
概要
アグヌスの兵士である青年。
ミオやセナとは一緒に行動しており、二人からは強い信頼を寄せられている。
高い洞察力を持つ戦術家であり、「モンド」と名付けたカタシロという紙のような武器を操って戦う。分かりやすく言えば陰陽師が使役する式神のようなもので、なんでもこなせる万能武器。
モンドは戦闘中に大量に召喚して使用するが、平常時に於いても傍らに飛ばしていることがある。
他の二人共々、ある出来事からユーニをパートナーとしたウロボロスとなり、ともに世界の真実に立ち向かっていく事になる。
性格
相手の動向や環境、戦局を見極めて作戦を立てる事を是とするが、その性格は一口に冷静沈着とはいいがたく、予想外の事態に狼狽したり、自身を否定する言葉を浴びせられると激怒したり、仲間の喪失には誰よりも落胆するなど、案外情に熱い姿もよく見られる。
行動には合理性を求める反面、戦略が回りくどい故に人によっては臆病と評されてしまう他、真正面から求められると受諾してしまうあたり、実は仲間を想い過ぎてしまうあまり押しには弱い傾向にある様子。
実際の所、タイオンは感情豊かで負けん気の強い一本気な男であり、普段の沈着冷静な振る舞いはすぐ熱くなる自分を抑えるために心がけているものと言える。そのため、ユーニとの関係は一見すると不良と優等生の凸凹コンビのように見えるが、互いの欠点を補い合える相性のいいパートナーである。
それでも「戦術士」の名は伊達ではなく、狡猾かつ未知の要素が強いメビウスたちとの戦いなどに於いても常に警戒心を忘れず、仲間たちからも彼の戦略や慎重さは頼りにされている。
余談
ノア達と二度目の邂逅を果たした際の自己紹介では趣味は無いと言っていたが、本当はハーブティー作りが趣味。
ただし料理の腕はからきし、探究心故に勝手にアレンジを加えてしまうためマナナにこっぴどく怒られたこともある。ミオとセナが以前試食したところ死にかけたそうだ・・・。