被検体三〇五号、通称セロ。
概念固定手術に失敗。パーソナリティに問題が発生。
CV:天﨑滉平
概要
白猫プロジェクトのイベント「オーバードライブ紅蓮3」に登場する寿命2年の人造精霊「クレイドル」の一体。「腐食」の概念の持ち主で、あらゆるものを防御無視で腐食させる他、一旦自分の肉体を腐食させた後再生させることで攻撃を防ぐと言った芸当も可能。
しかし能力だけでなく人格面も腐りきっており、インゲニウム・コード回収を命じた人間を虐殺したり殺人を楽しむなどまだ序の口で勝手に自分が「ヒーロー」と決めつけた人物に一方的に執着し、なぶり殺しにするという蛮行を平然と行う。
作中ではまずクレイドルの中でも明るい性格だったソレラをヒーローとして扱って付け狙い、彼女と一緒に施設の外に出たクレイドルのキアラ諸共付け回して攻撃している。
しかし突如としてキアラを警察(レクトを冤罪で付け狙っている)の手から助け出し、クレイドルの寿命を延ばす薬(セロが服用しているもの)を与えて彼女に延命措置を施して彼女の目的だった「ヴィエスタの花畑」に連れていくが・・・
この先ネタバレ注意!
ハハハハハハ!よかったじゃないか!これがヴィエスタの花畑だ!!ぜんぶ腐り落ちてるけどさ!!準備しといたんだ。わざわざねぇぇっ!
キアラが見ようとしていた「ヴィエスタの花畑」を壊滅させたうえで彼女に見せ、
絶望させたかったから。でも、やっぱり違うな。ソレラと違う。ソレラなら、それでも笑うんだ。笑ってくれた。笑ってくれたんだ・・・
と呟き、そこからソレラを殺したのがセロだとわかったキアラに対し
うん、殺した。寿命で死ぬ前に僕が殺した。この手で彼女を腐らせた。
そう言ってソレラ殺害をアッサリ認めるも
おかしいのは僕じゃない!この世界だ!ソレラを殺したのは、この世界だ!!だから、お前も死ね。
と自分の所業を棚に上げて発狂しながらキアラを攻撃したところ間一髪駆けつけたレクトと交戦し彼を腐食の力で一方的に蹂躙しながらレクトとは一切無関係なソレラの死の責任を押し付ける。
しかし、レクトがアナザーエゴの助言の元にキアラのインゲニウム・コードを取り込みパワーアップを果たした瞬間形成が逆転して致命傷を負う。
最期はレクトの中にソレラの幻影を見て号泣しながら死んでいった。
狂った経緯について
そもそもキアラと同じ形のクレイドルはレヴナントで同じ姿かつ感情がなく作られては廃棄を繰り返していたがソレラだけは感情らしきものが存在しており、自らの運命に抗う姿を見て驚くが結局は自分よりも早く死ぬことを知っているセロが「自分達を救ってくれるヒーローはいないのか」と聞くとソレラは「ヒーローがいないなら自分がなればいい」と答えた。
それを聞いたセロは自分もソレラのようなヒーローになろうとして手術を受けたが失敗して凶悪な殺人鬼へと変貌。
ヒーローになれないと諦めた彼は「悪役ならヒーローのそばにいられる」と考えて吹っ切れ、凶悪な人格のままに行動し、キアラにも自分のヒーロー像を押し付けたのであった。
関連タグ
ナーペル:同作の悪役で、CVがセロと同じ。