全自動刷洗機→パリージャ
対象
羅威刃に殺し屋斡旋を依頼し連続殺人鬼に泉一家を襲撃させ両親を惨殺、娘を瀕死に追い込んだ馬場建材工業の社長に執行。
概要
元々は骨組みベッドに拘束した罪人に電気を通すものだが伊集院はこのベッドを天蓋付きにしてその天蓋に鉛のスプリンクラーを配置、更にベッドの骨組みが熱するように改造した。馬場は「後から作られた会社が自分の会社を追い抜いた」と言うだけで殺し屋を差し向けるような外道だったためまず歯を全部折ってパリージャを執行、案の定馬場は銀まみれの状態で弱々しく命乞いをするが伊集院は小湊の居場所を吐くように命令した。しかし馬場はマトモな情報を持っていないことを確認し小湊が起こした事件を裏で糸を引いていた外道を許すはずがなく目障りだと断じて徹底的に苦しめて抹殺した。
事件の元ネタ
被害者の一人がとある企業の社長であることと、社長だった被害者がとある工業の社長だったことから、『王将社長殺害事件』と『マブチモーター社長宅殺人放火事件』を掛け合わせたものである可能性が高い。前者はいまだに襲撃した犯人は特定できていないところが似ており、後者事件は殺害現場が放火はされてはいないものの、現場が社長宅だったことである(ただ、こちらの事件の犯人の動機は本編の身代わりとして逮捕された人間同様、動機が「強盗目的」である)。違うところをあげると、前者の事件は殺害現場が本社前であることと刺殺ではなく射殺によるもの。後者の事件は社長自身は殺されておらず、殺されたのは妻子と偶然その場に居合わせてしまった歯科医と仲良くしていたほかの会社の社長夫人である(本編では娘である依頼人と偶然小湊と遭遇しなかった父の掛かりつけ医が生き残っている)。そのため完全な元ネタの特定はできないものの、ただ本編が伊集院が羅威刃の刺客の一人・小湊をターゲットとして狙っている話(しかも前編後編と別れている話)になるため、こういう元ネタを掛け合わせたストーリーがあってもおかしくはない。