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ん廻しの編集履歴

2022-10-14 23:29:23 バージョン

ん廻し

んまわし

落語の演目の一つ。上方では6代目笑福亭松鶴が、東京では6代目三遊亭圓生が演じていた。

概要

元々は上方落語の演目であったが、明治時代になって東京にもたらされた。

あらすじ

若い町衆たちが兄貴分の家で「暑気払いに飲み明かそう」という話になった。

その話に乗った兄貴分は、横丁の豆腐屋が田楽屋を始めたので開店祝いに焼け次第、どんどん持って来いと注文したと言う。すぐに焼けた味噌田楽がどんどん届きだした。

連中の一人が味噌は「味噌をつける」とゲンが悪いから、運がつくように「ん(運)廻し」をやろうと言い出す。

食い気に染まった仲間たちは必死に頭を絞り、「にんじんとだいこん」「まんきんたんのかんばん」などの回答を連発する。そんな中、ある男が「30枚はもらう」と大見得を切り、

「先年(せ)、神泉苑(し)の門前(も)の薬店(やくて)、玄関番(げ)、人間半面半身(に)、金看板銀看板(き)、金看板『根本万金丹』(き)、銀看板『根元反魂丹』(ぎ)、瓢箪看板(ひょうた)、灸点(きゅうて)」

と2度言って86枚の田楽をせしめた。別の男が、負けじと「そろばんを用意しろ」と言って次のように言った。


「半鐘があっちでジャジャジャジャ、こっちでジャジャジャジャジャンジャ、消防自動車が鐘をカ……」

兄貴分は機嫌を悪くして、「もういい加減にしろ!こいつに生の田楽を食わせろ」と言う。男が文句を言うと、

「火事なんだから、これ以上焼けたらあとが大変だろう」

解説

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