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コナミコマンドとは、隠しコマンドの代名詞ともいえる存在である。

手順

上・上・下・下・左・右・左・右・B・A

と入力することで発動できる。

PS等のソニーハードでは最後が「×・○」。携帯電話では最後が「5・7・3」だったりすることも。

また、左右左右が「L・R・L・R」に置き換わっていたりするなど、正規のコマンド以外にも、様々な変形アレンジが存在する。

歴史

このコマンドが初登場したのは、ファミコン版のグラディウスであり、ポーズ中に入力することで、フルパワーアップの恩恵が受けられた。

当時はデバッグ用のコマンドであったが、裏技ブームにのっかって削除されずに製品版にも搭載されたと言われている。

ところでこのコマンドは誰が考えたのかというと、ファミコン版グラディウスの開発チームのメンバーだった橋本和久氏であった。自身がデバッグプレイが割と苦手だった事により、覚えやすいフルパワーアップコマンドを仕込んだのが全ての始まりであった。つまり、コナミコマンドの生みの親というわけである。

その後コナミ製作の様々なゲームに搭載されており、単純なコマンド方法と分かりやすい効果の為裏技の代名詞的な存在へとなった。

しかし、そうなる事を見越し、通常のコナミコマンドを入力したらいきなり1ミスになるなどの罠を仕掛けるパターンも多かったりする。一例はSFCグラディウスⅢでありこれが罠として使われた最初のソフトであった模様。さらにSFC版パロディウスだ!に至っては通常のものとLRLRのものをどちらも入力しても1ミスする罠が用意され、今まではなかったひねくれた方法で入力するコナミコマンドが正解となっている。この特殊な方法はこれが初。

ちなみにコマンド入力自体を素早く正確に入力する事が必要になるものが一部コナミ作品にある。

なお、BEMANIシリーズにもコナミコマンドが由来と思われる隠しコマンドや称号等がある。

一例

コントローラーボタンを使う方法

先述の通り、これが最も多い入力方法。SFC以降はさらに派生型が現れた。

文字入力

ネームエントリーやパスワードに多い。「UUDDLRLRBA」が代表的。

音ゲー

わかりやすいところではDDRのフットパネル。他の場合はキーを代用した入力方法が見受けられる。

余談

2020年2月25日、橋本氏が永眠した事をTwitterでテクノウチ氏が公表した。すると、あの有名なコナミコマンドを生んだ人である事が改めて知られる事となった。

2021年には月風魔伝のリメイクともいえる『GetsuFumaDen』においてもコナミコマンドが存在する。しかも、これは公式がtwitterでアナウンスしており、何が起こるかは……入力したもののみが知る。

このコナミコマンド、意外と有名すぎて他社のゲームで使われている事も多い。

それに加えて、パロディとして使われることもしばしばある。(一例としてアニメ版BanG_Dream!ミッシェル(バンドリ)きみゆめアニメ56話。)

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