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パーフェクトソルジャーの編集履歴

2012-04-09 11:37:59 バージョン

パーフェクトソルジャー

かんぜんなるへいし

『完全なる兵士』の意。 アニメとしては『装甲騎兵ボトムズ』に登場する強化人間のこと。 また格闘ゲーム方面では『カイザーナックル』に登場した伝説のラスボス【ジェネラル】の自称。

パーフェクトソルジャーとは――

  1. 装甲騎兵ボトムズに登場する戦闘用の兵士。
  2. カイザーナックルラスボスジェネラルのこと。「I'm a perfect soldier!」

PS(Perfect Soldier)

 第三次銀河対戦(百年戦争)末期に、ギルガメス連合が秘密裏に研究し、その生産を目論んでいた強化人間

 ヨラン・ペールゼンの提唱した『異能生存体』の存在を求めた結果として生まれたものであり、突き詰めればキリコ・キュービィーの複製でもある。


誕生経緯

 百年戦争において、アーマードトルーパー(通称AT)の性能が進化し過ぎた結果、並みの人間では現時点以上の性能を持つATに搭乗しても、性能や負荷に振り回されて戦果を挙げることは不可能という結論に達する。それを補うものとしてPSの必要性が提唱されるようになった。

 開発の初期段階から、一度脳内を完全にリセットしてに戦闘プログラムのみを学習させるため、普通の人間に比べてかなり機械的な思考回路で行動し、感情の起伏も至極乏しいものとなる。脳に教育処理を施したのちに、一般常識を再び刷り込むため、人間としての生活には支障はきたさないらしい。

 また肉体も高性能なATの負荷に耐えられるよう、処置が施されている。

 なお、一度これらの処置を受けると、決して元の人間には戻れなくなる


戦果

 クメン内乱にて、秘密結社から反乱軍へ「プロト・ツー」イプシロンを戦線投入した例がその最たるものであり、彼の存在一つでクメン軍は甚大な損耗を被ることとなった。

 これによってイプシロンの駆るATH-14-WPCスナッピングタートルは『ブルーAT』の異名とともにクメン軍に恐れられることとなる。


致命的な3つの欠陥

 ただし、人工的に生み出したが故に、肉体はリリヂウムという特殊液体金属を定期的に浴びる必要性があり、これを怠る運動機能が低下し、最終的には身体機能すべてが停止して死に至る。

 二つ目の欠陥として、脳の開発段階で別の刺激を受けると刷り込み作用を起こすことが挙げられる。これがプロト・ワンが欠陥とされる原因ともなった。

 そして最大の欠点がその短命さで、PS処理された個体は2年後に寿命を迎えることになる。


PS計画の失敗

 百年戦争終結後から、各地の紛争に介入するかたちで実験的に投入されてきたPSだったが、そもそもリリヂウムという高価な物資を生命維持のために多量に必要とするため、コストパフォーマンスはすこぶる悪かった。加えてその短命さや、PS処理を掛けた人間の非人道的な境遇を鑑みられたことにより、第四次銀河大戦以降にPSが投入されることはなくなった。


派生・発展

バララント製PS

 ギルガメス連合の敵対国・バララントでも開発が進んでいた。

 生体への直接処理がメインであったギルガメスに対し、バララント製PSは肉体のサイボーグ化による処置を用いている。その恩恵により、ギルガメス製PSのような特殊な処置をさほど必要とせず、コスト面ではギルガメスよりも優れている。

 しかし、至高や感情はごく普通の人間であるため、精神面は不安定になりやすく、結果として戦果の一定した確保には向かなかった。


ネクスタント

 OVA『赫奕たる異端』にて登場。

 銀河結社マーティアルの首魁であるヴィアチェスラフ・ダ・モンテウェルズ枢機卿が、事故で重体となった愛娘テイタニア・ダ・モンテウェルズに施した。

 ギルガメスとバララント両国のPS技術の総決算というべき代物で、最大の改善点としてリリヂウムを必要しないことが挙げられる。

 またその肉体のほとんどをサイボーグ化させ、体内に「補助脳」と呼ばれる回路を組み込むことで、至高速度や判断力、反射神経と運動能力を格段に向上させている。そのため生身でATの一小隊を釘付けにできるほどの戦闘力を有する。そして補助脳を起動させてATで戦えば、キリコすらをも凌ぐ戦闘能力を発揮することが可能となる。

 ただし補助脳には、機能させたまま戦闘をおこなうと、テイタニア本人の生命維持と人格に危険が生じるという欠陥が存在する。



関連タグ

装甲騎兵ボトムズ

強化人間

該当する人物

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