ヴィアチェスラフ・ダ・モンテウェルズ
ゔぃあちぇすらふだもんてうぇるず
装甲騎兵ボトムズ公式サイトにおいてはヴィアチェスラフ・ダ・モンテ=ウェルズとも表記される。
アストラギウス銀河における汎銀河的な宗教団体マーティアル教団の高位聖職者で、枢機卿から教団最高位の法皇にまでなった。
しかし、法皇になる為にキリコとフィアナに余計な手出しをしたことから、人生の歯車を狂わせた。
赫奕たる異端
赫奕たる異端の時点ではギルガメス陣営に属する惑星マナウラに本部を持つ第9セクターの指導者で枢機卿。元・マナウラ軍の中将でもある。
また、テイタニアの父親であり、娘が交通事故により瀕死の重傷を負った際には、娘を轢いたトラック運転手たちを激情のままに射殺したり、娘をネクスタントとすることで生き永らえさせるなど、家族への情が深い人物でもある。
と見せかけて実は、権力を握るためならどんな卑劣なことも平気で行い、娘を道具とすることすら辞さない冷酷な人間である。
上述の事故にしても、実際には部下に命令させて娘を轢かせた後で「口封じ」のために射殺したことが、テイタニアの回想で描かれている。
というのも、マーティアルの教義では生命維持のための緊急回避を除いて、人体を人工的に改造することは禁忌とされていたため、自身が破門されることなくテイタニアをネクスタントに改造するためには、「テイタニアが瀕死の重傷を負い、生命維持のための緊急回避としてネクスタントに改造した」という状況を作り出す必要があったからである。
- 本編で登場した秘密結社のメンバーも、パーフェクトソルジャーの開発に関わることで「人体を人工的に改造してはならない」とするマーティアルの禁忌を破ったが故に破門されたことが、赫奕たる異端の劇中においてロッチナの口から語られる。
テイタニアをネクスタントにしたのも、テイタニアを使って「触れ得ざる者」キリコを抹殺することで、己の権威と権力を強化しようとしただけに過ぎない。
- ネクスタントの特徴である補助脳は、これを機能させたたま戦闘を行うと、生命維持と人格に危険が生じる未完成のものであったため、キリコを殺してもテイタニアが副作用に耐えられず死んでしまうリスクを生じさせる行為である。
またマーティアルの法皇となる際にも、フィアナをアレギウムまで運ばせておきながら、法皇選出におけるライバルであるグノー枢機卿(CV:辻親八)にその罪を擦り付け、挙句の果てには運んできた業者諸共口封じを兼ねて射殺している。
しかしテイタニアがキリコに敗れた後は、テイタニア自身に決別されたこともあって、すっかり惚けたような表情をしていた。