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アストラギウス銀河

あすとらぎうすぎんが

アストラギウス銀河とはTVアニメ作品「装甲騎兵ボトムズ」とその関連作品の舞台である架空の銀河系。
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概要編集

『装甲騎兵ボトムズ』とその関連作品の舞台となる銀河系

外周から中心部まで約13万光年におよぶ渦状銀河で、その各地に地球人と完全に同じヒューマノイド型生命体である人類が広く分布している。中心部に近い惑星クエントにて超古代文明(クエント文明)が発達し、そこから派生した異能者の手により銀河各地の文明が発展し、のちにギルガメス星系のギルガメス連合とバララント星系のバララント同盟と言う二大勢力によって銀河は分割統治されるようになった。


ギルガメスとバララントはお互いに領土を獲得しようと何度か戦争を起こしており、その銀河大戦争で多くの命や惑星が失われている。特に7113年~7213年に渡って繰り広げられた第三次銀河大戦こと百年戦争は激しく、その名が示すとおりに百年と言う長期間に渡って行われた。この大戦争の勃発理由はわからないらしい。この戦争で初めて人型機動兵器アーマードトルーパーが両陣営の間で投入され、各地で凄惨な戦いが繰り広げられた。


またこの銀河では高度な恒星間航行技術やテラフォーミング技術が普及している反面、人々の生活水準や文明レベルは20世紀後半から21世紀初頭の地球と大差が無い。

ATを使った賭博試合バトリングが存在する。

アストラギウスの人間達の大半は汎銀河的宗教結社マーティアルの教義を信奉している。

また「コーヒー紅茶ワインビール麦茶鰹節しゃぶしゃぶなど地球の日本に馴染み深い飲食品も存在している。


主な惑星・星系編集

ギルガメス編集

ギルガメス連合の惑星や宙域の勢力。

  • ギルガメス星

ギルガメス連合の初代首星だったが百年戦争開戦後間もなくバララントの攻撃で消滅した。

  • オドン

悪名高い吸血部隊レッドショルダー隊の秘密訓練基地があった辺境の惑星。標準的な可住惑星と比べて空気が薄く重力が強いため、そこにいるだけで心肺機能が鍛えられる。大量に散布されたチャフと妨害電波のために衛星軌道上から地上を調べることが不可能になっている。

  • カンカラ

農業が盛んな農耕惑星。良質の作物が育てられ、薬用人参が名産物。

  • クズスク

メルキア情報省医療収容所がある惑星。収容所と言っても実態は豊かな自然を持つ保養所といった趣があるのだがその姿は見せかけで実際はかなり陰惨な環境となっており、ここに送られることは死よりも悲惨な境遇に置かれることを意味する。主に高級軍人や政治犯などが収容されており、軍上層部では誰でもその名を聞いただけで震え上がる。ヨラン・ペールゼンが一時期収容される。

  • ベヌマ

中心であるボアの街ではバトリングが盛んだが、裏世界の闇バトルが横行している。

  • ベラボス

大規模な軍港がある惑星。ここで保管されていた老朽艦テルタインが秘密結社に強奪される。

  • マグダレナ

ラ・ヴァーン教を国教とする皇権政治体勢で、風雪が厳しい冬型環境の星。数度に渡ってバララントの攻撃を受け、百年戦争末期の第3次マグダレナ攻防戦において陥落し、バララント占領下に置かれたが、7217年の再戦直前に旧マグダレナ軍の急進派が組織したレジスタンスであるマグダレナ解放戦線の活躍と犠牲によって、惑星独立を勝ち取る。

  • マナウラ

ギルガメスに属する辺境の惑星。交易の要衝として重要な惑星であったため度々戦火に見舞われ、第4次銀河大戦においても激戦地となっている。衛星軌道上にコンプラント工場群が存在し、そこでコールドスリープしていたキリコが蘇生された。またマーティアルの第9セクターが存在している。

  • ミヨイテ

百年戦争の激戦地となった惑星。終戦前にプランバンドール機甲大隊のシェップス小隊による軍事物資横流し事件プランバンドール・スキャンダルがこの惑星で起きている。

終戦後にギルガメス領となり、事件に関与したとされるドックマン大尉が指揮官を務めるザキ基地が存在する。

  • メルキア

ギルガメス連合の現首星。連合に加盟してから150年ほどの惑星だがATを始めて生み出した事で一躍主星となる。百年戦争では、人口の4分の3が犠牲になったと言われる。

ここのローラシル大陸にウドの街クメン王国が存在する。

  • ラザース

1万年以上前の遺跡を観光地となっている別名「神話の星」。それ以外にこれといった資源や産業はなかったが、地理上の問題から第四次銀河大戦では戦略上の重要拠点として激戦区となる。

ギルガメス・バララント双方のアンドロイド兵器に自我が目覚め反乱を起こすが、原因不明のまま沈静化する。

  • リド

辺境にあるギルガメス軍の小惑星基地。ここでパーフェクトソルジャーの開発が行われていたが秘密結社の部隊がここを襲撃し、金塊やPSの素体を強奪してしまう。キリコ・キュービィーもその襲撃部隊の一人であった事がボトムズ本編の始まりであった。

  • レクスティア星系

この星系で百年戦争最大の艦隊戦であるレクスティア星域会戦が行われた。両軍合わせて十数万隻に及ぶ史上最大の艦隊決戦はギルガメスの勝利に終わる。有力な将官を数多く失ったバララントは、首星陥落に匹敵する損害を被る。


バララント編集

バララントに属する惑星や宙域。

  • クラビウス

ヂヂリウムを大量に産出する惑星だがそのために軍閥同士の内戦が絶えず発生する状態となっている。

政府軍のサグート・プロクロスが大統領となって各地の軍閥を平定し、ある程度に秩序を回復させたものの強引な政策に反発する人々が反政府ゲリラを組織したことで内戦そのものを終わらせることは出来なかった。実は反政府ゲリラ自体がバララント本国から送り込まれた工作員によって組織されたもので、内戦の終結を名目に軍の本隊が進駐して惑星全土を占領した。しかし、今度は進駐軍に対する反乱が勃発すると言う悪循環となり、戦火が収まる見通しは全く立っていない。

  • バラン

バララント同盟の首星。ただし、首都機能の大半が軌道上にある小惑星ミノータスに移されている。

  • ミノータス

惑星バランの衛星で小惑星を改造した移動要塞。バララントの首都機能の全てが存在する。

  • ラキュラキ

クエント付近にある辺境の惑星。バララント側の星らしい。

不可侵宙域や所属不明の惑星編集

休戦条約や、政治、経済、宗教などを理由に両陣営が立入禁止や戦闘禁止になっている中立宙域や惑星。

またどちらにも属していなさそうな惑星も含む。

  • アンティテーツ

不可侵宙域にある中立惑星。アストラギウス銀河最大の銀行であるアンティテーツ銀行が存在し、ギルガメス、バララント双方の外交窓口が置かれている。

百年戦争の休戦条約もここで締結されている他、クエント事変の際には両国代表による星雲会議が開催されるなど、数多くの外交交渉が行われてきた。ちなみにアンティテーツ銀行は「たとえ法皇勅令であっても、お客様の財産の秘密を厳守する」をモットーとしており、マーティアルの法皇であっても口が出せない。

しかし、アストラギウス暦7229年8月13日に和平使節団のギルガメス側バッテンタイン元帥が謀殺される事件アンティテーツ事件が発生した事により、条約は白紙となり、第4次銀河大戦は再び激しくなる。

  • クエント

アストラギウス銀河の中心部に位置し、不可侵宙域となっている砂漠の惑星。その名は現地の言葉で谷の底と言う意味。

アストラギウス最初の文明が発生したのはここであり、砂粒一つ一つに銀河の謎が秘められていると言われている。

クエント人の傭兵と高性能コンピューター素子であるクエント素子が有名である。地下の古代遺跡は7210年代においても稼動しており、惑星の近くで戦闘行動を行ったり、みだりに遺跡に触れたりする者を容赦なく消滅させる。

7214年8月のクエント事変でワイズマンがキリコに打倒されると、ロッチナが作動させた自爆装置によって消滅する。

不可侵宙域にある不毛の惑星。バララントの補給基地があった惑星である為に重要拠点となっており、3度に及ぶギルガメスとの戦いの末、草木一本生えない砂漠の惑星となってしまった。レッドショルダーが大暴れした場所でもある。

ゾフィー・ファダスの出身地。

  • ジアゴノ

マーティアルの総本山、聖地アレギウムがある惑星。銀河標準暦や度量衡、アストラーダ語などは全てこのジアゴノが起源とされている。周辺宙域はギルガメス・バララント双方の艦隊によって鉄壁のガードが敷かれている。

7247年にキリコがフィアナを取り戻すために聖地を襲撃した。教団は総力を挙げてキリコの迎撃を試みるも失敗、しかも次世代の兵士と呼ばれた「ネクスタント」までもが敗北するという結果に終わる。このアレギュウムの赫い霍乱と呼ばれる事件によりマーティアルの権威は大いに失墜した。

  • ヒューラ

元々はギルガメス連合に属していた惑星。百年戦争末期の7211年にバララントの爆撃で崩壊するが、ヒューラ方面軍は宇宙要塞ミューセックを拠点に軍そのものが国家として機能していた。また優秀なATの生産国としても有名。第4次銀河大戦下の7245年2月27日に軍内部においてクーデターが発生し、反乱軍側の勝利に終わっている。クーデター終結後も新政権はギルガメス連合への加盟を継続していたが、半年後に一方的にギルガメス連合からの離脱と永世中立を宣言。これに対して連合内部からの激しい反発が起こるが、兵器の輸出を条件に和解し永世中立国となる。

  • ファニー

休戦時には秘密結社が開発したPSの簡易型であるフェイシャルソルジャーの研究拠点となったが、バララント軍に感知され、そのミサイル攻撃によって消滅する。

  • ヌルゲラント

クエントの双子星でその存在はほとんど知られていなかったものの、アストラギウス暦7214年のクエント事変でクエント星が消滅したことにより明らかになった惑星。

ワイズマンとクエント爆発で全滅したと思われていたクエント人達もここへ転送されており、再び谷底に街を作って生活している。乾燥した環境や、ゴモルの塔に似た転送装置、巨大機械の集積体が地下にあるなどクエントとの共通性が多い。クエント消滅から約30年後、キリコは死んだと思われたワイズマンと再会し、神の子と呼ばれる嬰児を託される。

  • パルミス

百年戦争の激戦地と言われる惑星の一つでレッドショルダーがここでも暴れたようである。


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装甲騎兵ボトムズ

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