ハドロン
はどろん
物理学のハドロン
陽子や中性子を含むグループであり、クォーク(と反クォーク)とグルーオンによって構成される複合粒子である。
名前の由来はギリシャ語の「強い」であり、その名の通り「強い相互作用」と呼ばれる力によって成立している。
「強粒子」という和名もあるらしいが、あまり使われていないらしい。
2つのタイプが存在しており、1つは3個のクォークからなるものでバリオンと呼ばれ、陽子と中性子はこちらに属している。
もう1つは、2個のクォークから成るもので中間子(メソン)と呼ばれ、パイ中間子などが属している。
4個以上のクォークから成るものなども予想されたりしているが、これらは異種ハドロンと呼ばれている。
陽子の場合、2つのアップクォーク(電荷+2⁄3)と1つのダウンクォーク(電荷−1⁄3)によって構成されているため、電荷が+1となっている。
中性子の場合、1つのアップクォークと2つのダウンクォークによって構成されているため、電荷が0となっている。
激闘!カスタムロボのハドロン
旅立ち編のラスボス。
犯罪組織『グレイバム』が開発した究極の軍事用カスタムロボで、違法ロボ。
人間がダイブして操作することもできるが、他者の精神エネルギーを取り込むことで自立起動が可能となっている。
黄金のカラーリングが特徴で「自律機動型の判断力」と「ダイブ型の戦闘力」を併せ持つ。更に主人公の戦闘データが組み込まれている。
物語終盤、グレイバムによるデモンストレーションとしてグレートロボカップに乱入し、出場コマンダーを倒して回った。ラストバトルの際にはヒロインの「精神エネルギーを回復させる能力」によって自立起動し主人公と激突。一度は敗北するも造物主であるモルグ・グレイブマンの精神と命を喰らい尽くし自我を得るほどの進化を遂げる。その力は凄まじく主人公すらも圧倒した。そしてグレイバムの長として世界征服を果たすこと宣言する。
しかし、ヒロインの能力によって仲間たちのエネルギーが主人公に集まったことで形勢逆転。野心と欲望の力では主人公には勝てず、無敵であるはずの自分が負けたことに驚愕しながら爆発四散した。
こう書くと勝利フラグが立っているように思えるが敵の中ではかなり強い。またこのバトルではお互いに常時ソウルブースト(要するに強化状態)のまま戦うという特殊な演出になっている。
激闘編において条件を満たすことで自分のロボとして使用できる。
ハドロン自身も当然、違法改造で構成されている。