- 素粒子標準模型において、強い相互作用で結びついた複合粒子。本稿で記述
- ゲーム『激闘!カスタムロボ』に登場する違法ロボ⇒ハドロン(カスタムロボ)
物理学のハドロン
陽子や中性子を含むグループであり、クォーク(と反クォーク)とグルーオンによって構成される複合粒子である。
名前の由来はギリシャ語の「強い」であり、その名の通り「強い相互作用」と呼ばれる力によって成立している。
「強粒子」という和名もあるらしいが、あまり使われていないらしい。
2つのタイプが存在しており、1つは3個のクォークからなるものでバリオンと呼ばれ、陽子と中性子はこちらに属している。
もう1つは、2個のクォークから成るもので中間子(メソン)と呼ばれ、パイ中間子などが属している。
4個以上のクォークから成るものなども予想されたりしているが、これらは異種ハドロンと呼ばれている。
陽子の場合、2つのアップクォーク(電荷+2⁄3)と1つのダウンクォーク(電荷−1⁄3)によって構成されているため、電荷が+1となっている。
中性子の場合、1つのアップクォークと2つのダウンクォークによって構成されているため、電荷が0となっている。
なお、電子はハドロンに属しておらず、レプトンと呼ばれる素粒子の1区分に属している。