「ワハハハハハ!!
ワタシニ カテルモノナド ナイ!
セカイハ ワタシノ モノダ!!」
概要
犯罪組織『グレイバム』が開発した究極の軍事用カスタムロボ。
黄金の装甲に覆われた悪魔のような外観が特徴で、歴代のボス機体の中でも細身でシンプルな造形ながら不気味な威圧感を放っている。
グレイバムのボスであり開発者のモルグ・グレイブマン曰く「自律機動型の判断力」と「ダイブ型の戦闘力」を併せ持ったロボで、ヒロイン・サキから吸い上げられた膨大な精神エネルギーと、主人公からサンプリングされたデータにより既存の自律機動型ロボとは一線を画す戦闘能力を発揮する。
物語終盤、グレイバムによるデモンストレーションとして作中最高峰の大会「グレートロボカップ」に乱入し、出場コマンダーを倒して回り、グレイバムの幹部達を撃破した主人公と激突。
一度は撃破されて沈黙したが、サキを救出され動力源を失ったはずのハドロンは突如暴走。モルグの精神エネルギーを吸い尽くして再起不能に追い込み、知能を得て自我を得るに至る。
「チシキガ ナガレコンデクル。
コトバ カンジョウ
スベテ ワタシノ モノダ!」
(描写がぼかされているが、モルグがハドロンに襲われる光景を見たプレイヤー側の反応からしておそらく彼は……)
「オマエタチハ ぐれいばむノ
ヤボウヲ ハバム モノタチダナ?
ニクイ ニクイ……」
すぐに主人公が止めようとするが、本来強い精神力を持つ人間にしか使えない特殊能力「ソウルブースト」を発現。あらゆる攻撃を受け付けず、主人公を無傷で返り討ちにしてしまう。
これは負けバトルのため相手にダメージが通らず、どうやっても勝つことは出来ない。とはいえ歴代ラスボスでも主人公を倒した唯一の存在である。
力尽きた主人公の前で世界は自分のものだと宣言する。
しかし、サキが持つ精神エネルギーを他人に分け与える能力を応用して、駆けつけた仲間達のエネルギーを集め主人公が復活。三度目の対決を演じることに。
「マダ ワタシニ タテツク キカ?
ナラバ コンドコソ イキノ ネヲ
トメテ ヤル!」
「セカイヲ シハイスルノハ
コノ ワタシダ!
ジャマハ サセン!」
※如何にも勝利フラグと言えるシチュエーションだが、ハドロンそのものが違法ロボの中でもトップクラスに強く、この時点でプレイヤーが使えるのは合法パーツのみなので苦戦は必至。
またこのバトルではお互いに常にソウルブースト(要するにパワーアップ)を発動させたまま戦うという特殊な演出になっている。
野心と欲望の力では主人公には勝てず、無敵であるはずの自分が負けたことに驚愕しながら爆発四散した。
「バ バ カ ナ
ワ タ シ ハ ム テ キ
ム テ キ ノ ハ ズ ダ・・・」
なお、この後で解放される激闘編において条件を満たすことで自分のロボとして使用できる。
因みにハドロンに自我が目覚めたような描写があるが理由については不明。
過去作に登場した自我を持ったカスタムロボにはアールがいるが関係があるかは不明。
専用パーツ
全身が違法パーツで構成されている。
何故かガンだけではなく本来発射時の硬直が無いボムとポッドにも異様に長い排莢モーションがあり、スカイヤーダッシュと併用せずに撃つと大きな隙を晒すという妙な弱点がある。
ハドロン💀
- 高速で飛行しながら攻撃出来るライトニングスカイヤー型をベースに、攻撃力・防御力・機動性すべてが高い万能型のステータスを持つ。このロボだけの特徴として空中でもアタック(ロボ固有の格闘攻撃)が使える。
ハドロンガン💀
- 極端に射程が短い代わりに全ガン中トップクラスに攻撃力が高いナックルガンをベースにしたガン。1発の威力が若干低下した代わりに射程距離が伸びて3連射するようになっている。
ハドロンボム💀
- 自動的に敵を狙うダイレクトボムがベース。発射数が1発に減った代わりに威力が向上している。
ハドロンポッド💀
- 円柱状の爆風が壁を貫通しながら連続で発生するウェーブポッドがベース。爆風の間隔が広がって爆発範囲が大きく伸びている。
ハドロンレッグ💀
- ラスボス機定番の移動にまつわる全能力が向上するレッグ。