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ニンジャカラスザメの編集履歴

2022-10-22 17:23:06 バージョン

ニンジャカラスザメ

にんじゃからすざめ

軟骨魚綱板鰓亜綱ツノザメ目カラスザメ科カラスザメ属に属するサメの1種。

概要

ニンジャカラスザメとは、2015年に新種として記載されたサメの一種である。

和名に関しては暫定的なものであるため要注意。

学名はEtmopterus benchleyi

英名はNinja Lanternshark。

8個体のみが中米から得られているのみで生態的知見は乏しい。


特徴

現在までにニカラグアからパナマの太平洋域で発見されている。

42種類以上とサメの仲間で最も多様な種を要するカラスザメ属のサメであるが、中米の太平洋側に生息するサメは現在の所本種のみである。


水深は836-1443mの深海から8個体がスペインの調査より得られており、そのうち完模式標本1個体と副模式標本5個体を記載論文で指定している。

記載論文で調査された最大の雌は51.5cmで成熟しているのに対し、雄は32.5cmで未成熟であった。

既知の個体で成熟した雄がいないため、雌雄の体格差については不明。


口幅は短く、湾曲している。身体は細長く、背鰭は両方ともほぼ同じ大きさ。第二背鰭前縁の棘は長く、第二背鰭を超える。背鰭の間の長さは身体全体の長さの約20%であること等が特徴。

体色はカラスザメ属の種の判別に有効な形質である腹鰭上方黒色帯が存在せず、発光器すらも色彩の区別がない一様な黒色。生鮮時の眼は緑白色。


体色の特徴などから、本種はEtmopterus spinax クレード(黒色帯が前方にのみ伸びる、あるいは黒色帯がない)に属するとされる。同様に黒色帯がないものとして、フトカラスザメなど数種が知られている。


硬骨魚類、頭足類、甲殻類を食べるとされている。


少なくとも5個体以上の仔を産む卵黄依存型の胎生であることが分かっている。


その他

  • 2010年にはすでに捕獲されていたが、正式に新種として記載されたのは2015年。
  • 名前は発見者の親戚の子供達により、忍者の装束ように体色が一様に黒いからという理由でつけられたという。
  • 学名のbenchleyiは世界で最も有名なサメ小説JAWSの著者:ピーター・ベンチュリーへの献名である

関連タグ

サメ 深海魚

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