概要
『サムのこと』は、西加奈子の短編集『サムのこと 猿に会う』収録のエピソードの1つ。
20代の男女5人が、突然の死を迎えた仲間の通夜に向かい、過去を回想しながら自分の将来について考え、成長していく姿が描かれている。
2020年に乃木坂46の4期生をキャストに迎え、ドラマ化。全4話。なお、ドラマ化にあたって登場人物が全員女性に変更されており、彼女たちは「宇田川ホワイトベアーズ」の元メンバーという設定となっている。
主題歌は、乃木坂46・ 4期生の楽曲『Isee…』。
登場人物
- サム(演:遠藤さくら)
「宇田川ホワイトベアーズ」のエースであり、センター。本名は「チカ」。何を考えているのかメンバーですら把握できないミステリアスな少女。交通事故に遭い、突然この世を去ってしまう。
- アリ(演:早川聖来)
「宇田川ホワイトベアーズ」の元メンバー。LGBTに苦悩している。
- キム(演:田村真佑)
「宇田川ホワイトベアーズ」の元メンバー。アルコール依存症。
- モモ(演:掛橋沙耶香)
「宇田川ホワイトベアーズ」の元メンバー。妹のキララと何かと比較されてばかりの人生を送っており、周りからチヤホヤされている妹に嫉妬し、裏垢で妹の悪口などを投稿している。
- スミ(演:金川紗耶)
「宇田川ホワイトベアーズ」の元メンバー。多額の借金を抱えている。
- キララ(演:筒井あやめ)
モモの妹。モモが作った裏垢による悪口投稿のせいでネット上で誹謗中傷されており、それが原因で引きこもってしまう。
- カラオケ店員(演:矢久保美緒)
「宇田川ホワイトベアーズ」が全員で度々集まるカラオケ店の店員。