概要
超人系の悪魔の実の一つ、全身のあらゆる部位を、鉄の硬度を持つ刃物に変える事ができる。能力者はMr.1ことダズ・ボーネス。
指をナイフのように、腕や足を巨大な刃にして振り回したりと、あらゆる格闘攻撃がそのまま斬撃に変化、その切れ味は石造りの建造物を一瞬で細切れにしてしまうほど。
全身刃物なので太刀筋に裏も表も無く、体の向きに合わせてその方向へと刃が向く。
また、腕に螺旋状の刃を纏い回転させることで、削岩機などにも変化させる事が出来る。
さらに、足の裏を刃物に変え、スケートの要領で動くことも可能。
能力の性質で全身が鉄の塊のようなものなので、打撃にせよ斬撃にせよ生半可な攻撃では傷一つつける事ができない。
しかし、アラバスタでは鉄を切る呼吸に目覚めたゾロに敗れ、頂上戦争では世界最強の剣士、鷹の目に切られるなど、鉄を切れるほどの猛者には全く通用しない。
また、一切の斬撃を無効化するバラバラの実も天敵と思われる。
なお、スパスパの実はブキブキの実の下位互換のようだが、あちらが自由な武器に体を変化させられるのに対し、こちらは攻撃だけでなく防御にもそのまま転用できる事や、自身の身体能力をダイレクトに攻撃に活かせる等の違いがある。
特に後者はスパスパの実とブキブキの実の上下関係を語る上で重要で、あちらが『様々な武器の扱いに習熟する必要性』があるのに対して、こちらは能力者自身が体術・格闘技に精通すれば、その動きに実の能力を連動させることで、実の能力を引き出すことが可能。
その為、強くなる方法がシンプルな分だけ、こちらの方が練度を高めやすい。実際、ダズは能力を巧みに使いこなしている。