華Doll*
はなどーる
作中概要
【華人形プロジェクト】は、『完璧』なアイドルをつくりあげることを目的に、天霧プロダクションが取り組んでいるプロジェクト。
大手医療研究所の協力のもと、脳科学やインプラント技術などの医療分野、さらに情報管理・解析などのIT技術など様々な分野の最先端技術を駆使し人間の身体自体にアプローチ。通常は抑制されている脳機能のリミッターを外すことにより、人が本来持つ能力を開放していく。
こうして、リミッターを外した結果、高い身体能力を持ち、観客が求めるものを永遠に100%提供できるような存在となることを目指す。
華人形プロジェクト
【華人形プロジェクト】では、人体に植物の種状の特殊なカプセルを埋め込む。
“種”は身体に働きかけを行い、その人物の持つ潜在能力を極限まで引き出す。
身体に埋め込まれた“種”にはその人物の記憶や遺伝子が記録されていく。
“種”の成長は、主にその人物の感情に左右される。その人物がアイドルとしての活動を行い自分自身が成長すると共に、
またファンからの声援やプラスの感情をもらう事によって成長する。
“種”は、やがて花を咲かせる。開花すると身体のどこかに花の色の模様が現れる。
“種”は、カプセル状態ではどのような花が咲くか不明である。その人物の体内に馴染んだ時点で、ようやく花の種類が判明する。
“種”を埋め込んだ瞬間、副作用として髪色や瞳の色が変わるなど、花の種類に合わせて見た目が変化することもある。
“種”にはGPS機能もついており、一度プロジェクトに参加した人物は、プロジェクトの管理下で生活することとなる。
参加者はプロダクションに併設された寮で暮らし、毎日、脳波測定、健康診断などが行われる。
これらの健康管理は全て、最新技術を搭載したマスコットアンドロイドPLANTs(プランツ)が行う。