概要
主に女性の卵巣から分泌される性ホルモン。女性的な体を作り上げる役割がある卵胞ホルモン(エストロゲン)と、妊娠・授乳にかかわる黄体ホルモン(ゲスターゲン)の2種類がある。どちらも男性(エストロゲンは精巣、ゲスターゲンは副腎皮質)も少量分泌しており、ホルモン分泌のバランスが崩れると女性化乳房などが発生することがある。
エストロゲンは上記機能の他、脳の神経修復使われることもある。閉経期をもって急激に減少するため、認知症のリスクとの関連が専門家に認識されている。また、エストロゲンの血中濃度低下は認知症の前段階である性格の先鋭化も関連付けられている。