曖昧さ回避
概要
長野県駒ケ根市にある光前寺で飼われていた山犬で、母犬が1匹だけ寺に残していった子犬である。別名を「悉平太郎」ともされる。
毎年、隣村である見附村の人間達を生贄に要求する怪異が出現し、人々を苦しめていたが、旅の僧侶が彼と共に棺に忍び込み、神の名を騙る邪悪な怪異(狒々あるいは猿神と呼ばれるモノ)を退治した伝説がある。激戦の末に早太郎は致命傷を負って死んでしまい、光前寺の本堂の横には早太郎の墓が立てられた。
また、怪異は自分の悪事を早太郎に知られる事をかなり恐れていたようで、この早太郎の実力がどれほどのものかが窺える。
余談
日本各地で類似した伝承があり、それに合わせて名前も「疾風太郎」「しゅけん」等と変化している。
『ゆるキャン△』に登場する伝説の霊犬
CV:高橋李依
上記「悉平太郎」の伝説と同じ。
主人公・志摩リンは「悉平太郎」の聖地・長野県駒ケ根市の光前寺、静岡県磐田市の見附天神をそれぞれ訪れている。
光前寺参拝直後では、各務原なでしこ扮する法師と共にリンの夢の中に現われ、彼女が頼んだソースかつ丼のつけあわせのサラダを食い散らかす意地汚さを見せている。
その一方、見附天神では、天神で飼われる「悉平太郎3世」に会おうとして、巫女さんに「数年前に亡くなった」と知らされ、犬の寿命のはかなさを斉藤恵那と語りあっている。