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イシュタル(風の伝説ザナドゥ)の編集履歴

2022-11-14 20:17:41 バージョン

イシュタル(風の伝説ザナドゥ)

いしゅたる

「風の伝説ザナドゥ」の登場キャラクター。

「全力で戦ってごらんなさい。ドラゴンスレイヤーではなく、自分の運命すらも切り開く、心の中のその剣で…」


概要


CV:篠原恵美


風の伝説ザナドゥ」に登場するキャラクターでキーパーソン。


先駆者と呼ばれる存在が世界を創造したときに作り出した神の1人。対極の存在に破壊神ルーゴンがいる。イシュタルは創造と進化を司り、ルーゴンは破壊と混迷を司り、世界をコントロールしていた。しかし、ある日突然、ルーゴンがイシュタルに戦いを仕掛けてきたときにその均衡は崩れた。ルーゴンには闇の力があったが、イシュタルは光の力も強く、永劫に続くかと思われた戦いはイシュタルの勝利で幕を閉じた。だが、ルーゴンとの戦いにより力の大半を失ったイシュタルは、人間の可能性を信じて世界の運命を人々の手に委ねて、自身は天の高みから人々が生活していく様を見守っていた。


千年前、異世界から邪竜ダルダンディスが飛来したときは、聖剣ドラゴンスレイヤーとその管理者である聖女を生み出して、英雄アイネアスに力を貸した。

聖剣ドラゴンスレイヤーは聖女が魂となって融合することで完全体となる。聖女にはイシュタルの加護が与えられていて、特別な修行もなしに魔法(イシュタルの光の力)を使うことができる。

ダルダンディスとアイネアスの戦いが終結した後、聖女は代々パルティア神殿でイシュタルを信仰する者の指導者として導いていくことになった。


現在はイシュタリアで広く信仰されている女神であり、イシュタリアの中心には彼女を信仰する者たちの聖地であるパルティアと壮麗なパルティア神殿がある。パルティアには一般人は住んでおらず、イシュタルの代行者でもある聖女(当代はソフィア)と神官たちが住んでいる。

また、パルティア神殿にはアイネアデスの血筋の男性以外は入れない、神官に与えられる役割はその本人が死ぬか還俗すること以外では継承できない等、いくつもの厳しい掟を作っている。



Ⅰでは会話の中でのみの登場だったが、Ⅱでは自ら姿を現して、メルティナに加護を与えて聖女の力を使えるようにしたり、ピュラーに杖を与えてパワーアップさせたり、ドラゴンスレイヤーに更なる力を与えたりと、便宜を尽くしている。


アリオスがルーゴンを倒したことで、対極の存在であるイシュタルも消滅する運命をたどり、アリオスが見守る前で消滅した。












…こう書くと、普通の女神に思えるが、本編では様々な身勝手な面を見せている。



パルティア神殿の扉を開ける役割を担う『扉の司』である神官プロスタが、ジードによるパルティア神殿襲撃の際にモンスターの襲われて重傷を負ったときには、プロスタが死なないかぎりパルティア神殿の扉は開かれず、その間パルティア神殿に取り残された聖女ソフィアの身が危険だからと、大神官ゼノビアはソフィア救出を優先するあまり、プロスタを毒殺するようにアリオスに毒草を渡すなど、イシュタルの掟は敬虔な神官(プロスタ)が犠牲になりかけた事態を引き起こした。


自分の代理人でもあるソフィアも例外でなく、ソフィアが危険にさらされている緊急事態でも、高みの見物を決め込んで知らん顔をしていた。悪党(ジード)に襲われたときもソフィアを助けたのはアイネアスの霊であり(自分の墓所に匿ってジードの魔の手から助けた)、ソフィアがジードに氷の塔に拉致監禁されたときも、何の救いの手も出さなかった。


Ⅰではどんなに人間が死ぬ危険にあっても(それが自分の代行者であるソフィアであっても)、それをクリアするのが試練とばかりに高みの見物を決め込んでいたが、Ⅱではたいした試練もなくちょっと祈っただけのメルティナの祈りに応えて降臨し、彼女に聖女しか扱えない自分の力を授けた。さらにメルティナに自分の加護を与えただけでなく、「イシュタルの石」をアリオスに渡したり、聖剣ドラゴンスレイヤーをソフィアなしで覚醒させたり、破壊神ルーゴンとの戦いの直前に更なる力を与えたりと、Ⅰでソフィアたちが受けた辛苦が何だったのかと思うくらいの大盤振る舞いな対応をしていた。


ドラゴンスレイヤーの魂を呼び覚ます方法も、ⅠとⅡで違っている。

Ⅰでは

  • 四風神が個別に儀式を行う
  • イシュタルの石を手に入れる
  • ソフィア自身の犠牲を強いる(ドラゴンスレイヤー覚醒はソフィアの消失を意味する)

という、アリオスの苦労と苦悩を伴う過酷な試練となっていた。

しかし、Ⅱでは

  • 破壊神ルーゴンに呼応してソフィアの存在なしに覚醒した
  • 最終戦直前に、イシュタル自身によって更なる力が呼び覚まされた

と、かなり簡略化されていた

破壊神であるルーゴンと異世界のモンスターに過ぎないダルダンディスとでは力も脅威も比較にならない事、四風神の儀式とソフィアの魂を合わせてもイシュタルの力の一部の代用にしかならない事を考慮しても、あまりにも露骨な差(特にソフィアの扱い)があり、ここまでくるとスタッフの悪意すら感じる。

以上の様々な言動から、厳格を通り越して、かなり身勝手な女神様である。



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