概要
CV:中尾隆聖
「風の伝説ザナドゥ」シリーズの登場キャラクター。聖剣ドラゴンスレイヤーを求める謎の男。本来、男性はアイネアスの血筋の者しか入れないパルティア神殿にも入ってくることができる。
正体はアリオスの実の兄。本名はジード・アイネアデス。アリオスと同じくアイネアスの末裔であり、アリオスの実兄。アステル王朝を復活させようと企む選民思想が強いレイシスト。そのため、一族にふさわしくないと追放された。現在は、邪竜ダルダンディスの部下だが、ドラゴンスレイヤーを手に入れ、邪竜にとって代わろうと企んでいる野心家。
傲慢な男だが、それを裏付ける実力の持ち主で、その力は神官騎士メディアはおろか、四風神をも凌駕する。
ボス戦で対峙する際はイベントで猛威を奮った金縛りの魔法とアリオス、ダイモスとは異なる独自の剣術を操る第一形態と鎧姿の巨大なメカのような第二形態(本人曰く「もはや軟弱な人間でも下等なモンスターでもない、神にも近い力を備えた存在」)との二連戦となる。
初めてジードの存在が明かされるのは第六章で、第七章クリア後に初めて姿を現す。
第六章ではパルティア神殿にモンスターを連れて攻め込み、ドラゴンスレイヤーの秘密を知るソフィアを襲うが、ソフィアがアイネアスの墓所に逃げ込み手出しができなくなったために、部下にパルティア神殿を任せて帰還。
第七章で、ソフィアの存在がドラゴンスレイヤー覚醒の鍵と知り、ソフィアを連れ去り氷の塔に監禁する。
第十章では、部下のリアラの手引きで、かげろうの町に攻め込む。アリオスと戦い敗れたことで、女神イシュタルがアリオスを選んだことを悟り、ようやく自分の過ちを認めて、アリオスたちに看取られて亡くなった。
風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayerでは
漫画版「風の伝説ザナドゥ The Rebirth of Dragon Slayer」では、アリオスとの関係が変わっていて、影からアリオスを守っていたという設定になり、アリオスも「やっぱ強いや・・・兄さんは」とジードの強さを感嘆するなど、兄弟の絆が強く描かれている。
剣の実力はあるが、向上心あふれる(悪く言えば野心あふれる)性格のため、一族にふさわしくないと追われたが、父親によって見逃されて、父親との約束(ジードは自由に生きること、そしてアリオスの未来を守ること)を守るために一人で生きてきた過去を持つ。
アリオスと対決して聖剣ドラゴンスレイヤーを奪う(実力の差を見せつけてアリオスに自分がドラゴンスレイヤーの所有者にふさわしいと認めさせた)などしたが、実はアリオスをダルダンディスと戦わせないためで、ジードの行動はすべてアリオスを守るためだったという、ゲーム版とは違った兄弟愛を見せている。
アリオスを戦わせないために、先んじてドラゴンスレイヤーを手にして、アリオスとも一対一の勝負で決着をつけて自分がドラゴンスレイヤーの持ち主にふさわしいと認めさせるなど、悪役かと思いきや、正々堂々とした言動でまさに「兄さん」と呼びたくなる潔いキャラクターだった。
余談
pixivでの風の伝説ザナドゥ投稿作品にソフィアのR18絵が多数投稿されているが、これはジードがソフィアを拉致して氷の塔に監禁(穢れを知らない聖女が悪党に拉致監禁されるという、マニア受けするシチュエーション)したことも一因と思われる。
ジードが用いた突きの衝撃波を放つ技は最終章ステージのみで溜め攻撃の音が鳴った後もボタン長押しし続ける事でアリオスも使用可能となる。
ジード役の中尾氏は作中にて序章のテオ役も兼任している。