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エルピス-希望、あるいは災い-

えるぴすきぼうあるいはわざわい

『エルピス-希望、あるいは災い-』は、2022年10月~12月にフジテレビ系列の月10ドラマ枠で放送されるドラマ。

概要

『エルピス-希望、あるいは災い-』は、2022年10月~12月にフジテレビ系列の月10ドラマ枠で放送されるドラマ。

主演は長澤まさみ、脚本はNHK連続テレビ小説カーネーション』や映画『ジョゼと虎と魚たち』の脚本を担当した渡辺あや。監督は、映画『モテキ』、『バクマン。』を担当した大根仁。長澤と大根は『モテキ』以来11年ぶりのタッグとなる。

登場人物

本作の主人公。大洋テレビの女子アナウンサー。元カレの正一との「路上キス写真」を週刊誌に撮られ、エースの座から転落してしまい、現在は深夜帯のバラエティ番組「フライデーボンボン」でコーナーMCを担当する。ストレスが原因で拒食症と不眠症を発症している。

大洋テレビの若手ディレクター。弁護士一家の一人息子でおぼっちゃま。そのため、性格もかなりマイペース。大山から依頼された「八頭尾山殺人事件」の冤罪証明に動き出そうとする。

大洋テレビ報道局のエース記者。現在は官邸キャップに勤めている。拓朗の先輩であり、研修生時代の指導員。恵那は元カノであり、「路上キス写真」を週刊誌に撮られたことをきっかけに彼女から一方的に別れを告げられている。

ヘアメイク担当。通称「チェリー」。拓郎に「八頭尾山殺人事件」の冤罪証明の話を持ちかける。幼少期に母親の内縁の夫からの虐待を受けて、松本の家に身を寄せていた際に警察が彼を任意同行する姿を目撃、それ以来彼の冤罪を証明する機会をうかがっていた。

「フライデーボンボン」のメインMC

報道部の記者。恵那の同期。

拓郎の母親であり、年収1億円を稼ぐ敏腕弁護士。

死刑囚。元板金工。女性連続殺害事件の被疑者として逮捕され、最高裁より死刑判決を受けている。だが、実は幼少期に家出していた大山を保護していたことが明らかとなっており、殺人容疑に綻びが生じ始めている。

余談

  • 本作の企画は、2016年頃に渡辺の元に、当時TBSテレビ所属だったプロデューサーの佐野亜裕美が訪問し、当初ラブコメの脚本を依頼したところ、ラブコメの話題では盛り上がれず、「今の日本は何かおかしい」という話題で熱く語り合ったことから、日本における報道の自由、ジェンダーギャップ、司法制度改革の遅れ、冤罪など、社会に対する憤りを両者で共有できたことから始まっている。
    • この冤罪を題材にした社会派ドラマをTBSテレビで制作しようと企画を持ち込んだが、TBSテレビでは没とされてしまい、それでもあきらめきれなかった佐野が渡辺に懇願し、とりあえず第3話までを書き上げたところで長澤に出演オファーを掛けた。長澤からはこのシナリオを見て「ぜひやりたい」と快諾を得たものの、『カルテット』の大ヒットで視聴者や業界内では高評価を得ていた佐野が、TBSテレビ局内での社内政治の影響を受け、海外事業部へ異動させられたことでドラマの制作現場から離れることになり、企画が頓挫し、「失意のうちにTBSを退社した」と、フライデーの取材に応じたある制作会社関係者は述べている。
    • しかし、佐野はドラマ制作への強いこだわりと、本作を必ず放送させるという思いもあり、フリーランスの立場で他局へ企画を持ち込み、カンテレから「これはやるべき作品だ」と高い評価を得る。佐野はその後カンテレ東京支社に転職し、2021年4月期の火曜9時ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』をヒットさせ、火9から放送枠を同年10月から異動させた現在の月10ドラマ、2022年10月期(秋季)編成で今作をぶつけることができた

関連タグ

フジテレビ

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