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今泉慎太郎の編集履歴

2022-12-02 11:56:55 バージョン

今泉慎太郎

いまいずみしんたろう

今泉慎太郎はドラマ『古畑任三郎』に登場する刑事。

演:西村雅彦

概要

古畑任三郎の部下の刑事であり、警視庁刑事部捜査第一課所属。階級は巡査

失言や間抜けな事を言っては、その都度古畑におでこを叩かれるのがお約束になっている。

性格

古畑同様、ミーハーであるが古畑と正反対に事件で対応能力は全くゼロある。第一シーズンでは多少頼りない部分はあれど比較的まともだったが、第二シーズンでは古畑にいじられまくったのがきっかけなのか、自律神経失調症を発症していた。『しゃべりすぎた男』では、刑事休職中に小清水に大学時代から片想いしていた相手に対する殺人容疑を着せられ、挙げ句小清水が弁護担当、やっていないにもかかわらず、傷害致死を迫られ罪状認否の段階で罪を認めてしまう。また『赤か青か』で観覧車に爆弾と共に閉じ込められた際には、爆弾の解体に必要な唯一の連絡手段の携帯電話で解体中に、携帯電話で友人に「やんなっちゃうよ~」と愚痴をこぼしていた。また『しばしのお別れ』では、自律神経失調症の治療の一環で通っていたフラワーアレンジメント教室で、二葉鳳翆から「光るものがある」と唆され、アリバイ工作に利用される(その際派手な格好で「今夜はとってもヒヤシンス」、「雪がとってもフリージア」と駄洒落とダンスを披露するも、学園の恥とスタッフから演技中に完全に照明を落とされた)。

余談だが、その時の今泉の派手な衣装が古畑は相当鼻についたしく、事件発覚時に警察を呼びに行かせる際は「チャラチャラして鬱陶しいからさっさと着替えてこい」と珍しく大声で怒鳴られた。


第三シーズン以降は間抜けさとコミカルさがより酷くなっており、古畑はおろか後輩の西園寺からも呆れられている。

特に心霊現象や著名人が絡む事件ではそれが顕著で、前者は古畑と西園寺が真面目に捜査する中、一人だけ祟りの存在を信じ込んで大騒ぎしたり、後者は「○○がそんな事する訳ない!」と突っぱねて古畑と西園寺を辟易とさせている。


上司である古畑の事は尊敬しているものの、同時に彼の人使いの荒さや自分に対するぞんざいな扱いには不満が溜まっているようで、第1〜第2シーズンでは何度か彼に対する殺意を覗かせたり、本気で殺害を計画した事もある。

(それとは別に過失で古畑を殺しかけた事もある)

一方で古畑の直属の部下という立場には自分なりにプライドがあるらしく、自分の立場を脅かす相手(芳我、西園寺など)には敵意や対抗意識を一方的に向ける。


第3シーズンでは古畑からのぞんざいな扱いも(今泉自身の間抜けさに比例して)ますます酷くなっており、

前述の過失とはいえ殺されかけた恨みもあってか、『黒岩博士の恐怖』で再会する直前に、古畑から「アイツは馬鹿だった」「まだ生きてる?」「もう死んでるよね?」など、酷い言われようだった。


FINAL第1話では上述の心霊現象(祟り)を信じ過ぎるあまり地元民以上にお祓いを熱心に行い(しかもその際「祟るなら僕じゃなくて古畑を!」とお祈りしている)、事件現場のあからさまな矛盾にも気付かず、「これは祟りだ!」と騒いだ挙句、遂には後輩の西園寺からも、


「今泉!世の中に祟りなんて無いんだ!!」


と、呼び捨てにされて怒鳴りつけられた。


刑事としての能力はハッキリ言って皆無に近いが、(タチの悪い事に)本人にその自覚は無い。

その上、自分の事を優秀だと思い込んでる節すらあり、自分と古畑は最高のコンビだと自負し、古畑のパートナーは自分以外有り得ないと豪語した挙句、39話『すべて閣下の仕業』のサイドストーリーに当たる短編のアバンタイトルでは「アイツ(古畑)は僕がいないと何も出来ないんです」と、とんでもない暴言を言っている。

(ちなみに、この回の本編において古畑は今泉と西園寺抜きで事件をほぼ単独で解決している)。


また、女運が異常なまでに悪く、懇意になったり片想いした女性は作中でも3人中2人は悪女(しかも片方はガチの詐欺師)で、その回の被害者となっている。

(1人だけ例外がいるが、これは事件そのものが過去に起こったものを推理するという異色回であり、加えてSNSのない時代には簡単に連絡を取れない場所に住んでいるためである)


劇中における活躍(ネタバレ含みます)

劇中では完全に役立たずのように見えるが、実は彼の意味不明極まりない行動やさり気無い一言が、古畑の事件解決に大きなヒントを与えている。二葉鳳翆でもアリバイ工作に利用されるが、逆に今泉が披露したギャグを鳳翆が知らなかった為にアリバイを突き崩す決定打となった。また、『笑わない女』では古畑から軽いヒントを与えられただけで普通に偽装転落事故を殺人と見抜いている。

この様に、古畑にとっても犯人にとっても予測不能な突拍子の無い行動が多い為、良くも悪くもトリックスターと言える存在とも言える。


ただし、上述した通り刑事としてはハッキリ言って無能であり、『黒岩博士の恐怖』では古畑から犯人の見張り役を任されながら全く役に立たず、逆に犯人を怒らせて現場から追い出され、古畑と別行動中には頓珍漢な推理をして、それを得意げに披露して古畑と西園寺を呆れさせ、

礼儀正しい西園寺にすら「あんなに役に立たない人がいるとは思わなかった」と言わしめた。

(しかし、最終的に犯人逮捕の決め手を齎したのも今泉の持ち込んだ物が意図せず物的証拠となり、「古畑さんが何故今泉さんを手放さないかが理解出来た」と見直される。)


このように単身では全くの無能かつ役立たずだが、それを上手く扱いこなす古畑のような天才的なタイプの下に着く事で初めてトリックスターとしての力を発揮出来るタイプである。

まさに馬鹿と鋏は使いようである。


ちなみに古畑に褒められたのは全シリーズ通して僅か3回だけだったりする。


一応フォローしておくと、最初から完全な無能だった訳ではなく、第1シーズンの頃は容疑者の経歴調査や被害者の死亡推定時刻の割り出しを行っており、古畑のサポート役としてある程度は機能していた。

しかし、第2シーズン以降から自律神経失調症に加えて芳賀や西園寺といった仕事の出来る面子が増えた事でコメディリリーフに回された感がある。

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