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演:西村雅彦(現・まさ彦

概要編集

古畑任三郎の部下の刑事であり、警視庁刑事部捜査第一課所属。階級は巡査

失言や間抜けな事を言っては、その都度古畑におでこを叩かれるのがお約束になっている。

テレビゲーム好きな祖母と二人暮らしで、おばあちゃん子である。

額が広いため、ついたあだ名は「デコ」。

性格編集

古畑同様、ミーハーであるが古畑と正反対に事件で対応能力は全くゼロある。第一シーズンでは多少頼りない部分はあれど比較的まともだったが、第二シーズンでは古畑にいじられまくったのがきっかけなのか、自律神経失調症を発症していた。他にも『矛盾だらけの死体』では痔で入院したり、『さよなら、DJ』では走りすぎで病院送りになったり、『笑わない女』では外で長時間立ちっぱなしにされて風邪を引いたりと、何かと体調を崩してしまうことが多い(後者2つは古畑が原因)。


『しゃべりすぎた男』では、刑事休職中に小清水に大学時代から片想いしていた相手に対する殺人容疑を着せられ、挙げ句小清水が弁護担当、やっていないにもかかわらず、傷害致死を迫られ罪状認否の段階で罪を認めてしまう。また『赤か、青か』で観覧車に爆弾と共に閉じ込められた際には、爆弾の解体に必要な唯一の連絡手段の携帯電話では(リード線が)「仲良く並んでます」等と頓珍漢な受け答えをして爆弾処理班を呆れさせ、挙げ句には解体中に携帯電話で友人に「やんなっちゃうよ~」と愚痴をこぼし、携帯電話を充電切れさせてしまい、爆弾処理班をブチ切れさせた。また『しばしのお別れ』では、自律神経失調症の治療の一環で通っていたフラワーアレンジメント教室で、二葉鳳翆から「光るものがある」と唆され、アリバイ工作に利用される(その際派手な格好で「今夜はとってもヒヤシンス」、「雪がとってもフリージア」と駄洒落とダンスを披露するも、学園の恥とスタッフから演技中に完全に照明を落とされた)。

余談だが、その時の今泉の派手な衣装が古畑は相当鼻についたしく、事件発覚時に警察を呼びに行かせる際は「チャラチャラして鬱陶しいからさっさと着替えてこい」と珍しく大声で怒鳴られた(ただし、この行動が犯行を暴くきっかけの一つとなっている)。


第三シーズン以降は間抜けさとコミカルさがより酷くなっており、古畑はおろか後輩の西園寺からも呆れられている。

特に心霊現象や著名人が絡む事件ではそれが顕著で、前者は古畑と西園寺が真面目に捜査する中、一人だけ祟りの存在を信じ込んで大騒ぎしたり、後者は「○○がそんな事する訳ない!」と突っぱねて古畑と西園寺を辟易とさせている。

(ただし、著名人が犯人だった事例では、いずれも犯人は本来なら善人と呼べる人格の持ち主であり、古畑も「君の言う通り彼らは悪い人間じゃないよ」と認めている辺り、意外と人の本質を見る目はあるのかもしれない)


上司である古畑の事は尊敬しており、一緒に旅行に行ったり習い事教室に行ったり、今泉が入院した際には毎日お見舞いに行くなど普段は仲が良いが、同時に彼の人使いの荒さや自分に対するぞんざいな扱いには不満が溜まっているようで、第1〜第2シーズンでは何度か彼に対する殺意を覗かせたり、本気で殺害を計画した事もある。

(それとは別に過失で古畑を殺しかけた事もある)

一方で古畑の直属の部下という立場には自分なりにプライドがあるらしく、自分の立場を脅かす相手(芳我、西園寺など)には敵意や対抗意識を一方的に向ける。


第3シーズンでは古畑からのぞんざいな扱いも(今泉自身の間抜けさに比例して)ますます酷くなっており、

前述の過失とはいえ殺されかけた恨みもあってか、『黒岩博士の恐怖』で再会する直前に、古畑から「アイツは馬鹿だった」「まだ生きてる?」「もう死んでるよね?」など、酷い言われようだった。


FINAL第1話では上述の心霊現象(祟り)を信じ過ぎるあまり地元民以上にお祓いを熱心に行い(しかもその際「祟るなら僕じゃなくて古畑を!」とお祈りしている)、事件現場のあからさまな矛盾にも気付かず、「これは祟りだ!」「次に死ぬのは俺だ!」と騒いだ挙句、遂には後輩の西園寺からも、


「今泉!世の中に祟りなんて無いんだ!!」


と、呼び捨てにされて怒鳴りつけられた。


刑事としての能力はハッキリ言って皆無に近いが、(タチの悪い事に)本人にその自覚は無い。

その上、自分の事を優秀だと思い込んでる節すらあり、自分と古畑は最高のコンビだと自負し、古畑のパートナーは自分以外有り得ないと豪語した挙句、39話『すべて閣下の仕業』のサイドストーリーに当たる短編のアバンタイトルでは「アイツ(古畑)は僕がいないと何も出来ないんです」と、とんでもない暴言を言っている。逆だろうが・・・

(ちなみに、この回の本編において古畑は今泉と西園寺抜きで事件をほぼ単独で解決している)。


FINAL第2話では、同期がどんどん出世する中で未だ巡査である事と、警視総監を目指しているという身の程知らずも甚だしい野望が明かされた。

そもそも警視総監はキャリア組にしかなれない役職なので、今泉の場合採用段階で不可能である。


また、女運が異常なまでに悪く、懇意になったり片想いした女性は作中でも3人中2人は悪女(しかも片方はガチの詐欺師)で、その回の被害者となっている。

(1人だけ例外がいるが、これは事件そのものが過去に起こったものを推理するという異色回であり、加えてSNSのない時代には簡単に連絡を取れない場所に住んでいるためである)

詳しくは後述。



劇中における活躍(ネタバレ含みます)編集

劇中では完全に役立たずのように見えるが、実は彼の意味不明極まりない行動やさり気無い一言が、古畑の事件解決に大きなヒントを与えている。二葉鳳翆でもアリバイ工作に利用されるが、逆に今泉が披露したギャグを鳳翆が知らなかった為にアリバイを突き崩す決定打となった。また、『笑わない女』では古畑から軽いヒントを与えられただけで普通に偽装転落事故を殺人と見抜いている。

この様に、古畑にとっても犯人にとっても予測不能な突拍子の無い行動が多い為、良くも悪くもトリックスターと言える存在とも言える。


ただし、上述した通り刑事としてはハッキリ言って無能である。

『しゃべりすぎた男』では死体を発見した際、通報するどころかパニックを起こして手に付いた血を自分の服で拭ってしまった挙句、現場にあった自分がプレゼントした花を持ち去って逃げてしまい、犯人の思惑通り冤罪で逮捕されてしまい、

後の裁判でも『(休職中とはいえ)刑事なんだから現場保存の鉄則は知ってて当然でしょう』と突っ込まれ、裁判官の心証を悪くする結果となった。

(とはいえ、これが犯人の失言を招く原因にもなっているが)



『黒岩博士の恐怖』では古畑から犯人の見張り役を任されながら全く役に立たず、逆に犯人を怒らせて現場から追い出され、古畑と別行動中には頓珍漢な推理をして、それを得意げに披露して古畑と西園寺を呆れさせ、

礼儀正しい西園寺にすら「あんなに役に立たない人がいるとは思わなかった」と言わしめた。

(しかし、最終的に犯人逮捕の決め手を齎したのも今泉の持ち込んだ物が意図せず物的証拠となり、「古畑さんが何故今泉さんを手放さないかが理解出来た」と見直される。)


このように単身では全くの無能かつ役立たずだが、それを上手く扱いこなす古畑のような天才的なタイプの下に着く事で初めてトリックスターとしての力を発揮出来るタイプである。

まさに馬鹿と鋏は使いようである。


ちなみに古畑に褒められたのは全シリーズ通して僅か3回だけだったりする。


一応フォローしておくと、最初から完全な無能だった訳ではなく、第1シーズンの頃は容疑者の経歴調査や被害者の死亡推定時刻の割り出しを行っており、古畑のサポート役として頼りない面はあれどある程度は機能していた。

しかし、第2シーズン以降から自律神経失調症に加えて芳賀や西園寺といった仕事の出来る面子が増えた事でコメディリリーフに回された感がある。


どうしてこうなった・・・?




趣味・嗜好編集

好物はピーマンの肉詰め。好きな映画はグリース。好きな歌手はABBA。好きなゴールデン・ハーフはエバ。好きな曲はダンシング・クイーン。


古畑同様にミーハー・多趣味で、雑学などには富んだ面もあるが、刑事としての仕事に役立つことは少なく、また今泉自身が極端に不器用な事もあってその腕前は散々なものが大半を占める。


・フラワーアレンジメント(前述の通り「スクールの恥」とまで言われる程に駄目。そもそも意味自体解ってない可能性もある)

・クラリネット(「個人で楽しむ分にはいい」と言われ、要するに才能なし)

・骨董品(古畑に煽られた事と自身のミスで125万円まで値を釣り上げた出来の悪い仏像を買わされ、その直後に古畑に壊される)

・落語(大喜利を披露したものの、出来が悪く罰ゲームで顔に墨を塗られる)

・手品(トランプマジックしかできなかったが、後にマジシャンズセレクトを覚えている)

・料理(一応それなりには作れるが、味噌汁にトーストを出したり、味噌に出汁を入れなかったりしている)



将棋やビリヤード、ボウリングなど中には得意なものもあるが、大抵は古畑に邪魔されてしまうため報われない。またくじ運は強く、頻繁に福引や懸賞で海外旅行を引き当てているが、旅行先で事件に巻き込まれるのがお約束である。


今泉と懇意になった女性編集

向井ひな子

演:秋本奈緒美

第2シーズン第1話(通算第14話)に登場。

今泉が大学時代から惚れている女性だが、当の本人は弁護士の小清水(明石家さんま)と付き合っていたため、今泉からのアタックを毎回一蹴している。

職業はスタイリストだが、然程売れてはいなかったようで、小清水からの援助を受け高級マンションで生活していた。

小清水に大物弁護士の娘との縁談が舞い込むと、口止めとして毎月多額の援助金を要求するなど、かなり強欲かつ腹黒な性格の悪女。

しかし、その強欲ぶりが祟って小清水に水差しで撲殺された。


日下部薫子

演:あめくみちこ

第3シーズン第3話(通算第30話)に登場。

今泉が旅先で宿泊した村でナンパした事で知り合う。

当初は適当にあしらうつもりだったが、今泉が刑事と知ると態度を変えて親密に接してくる。

実はその正体は詐欺師で、元々は大手デパートの平社員だったが、横領がバレて解雇が決まり、デパートの重役を装って詐欺行為を行なっていた。

村人達に正体が露見すると全く悪びれもせずに開き直り、村人達を侮辱するという悪辣な態度を取り、最期はその醜悪な本性に激怒した村長・荒木嘉右衛門(松村達雄)に日本刀で斬殺された。

シリーズ全体を通して見ても歴代女性被害者の中でトップクラスの悪女。


余談だが、演者のあめくみちこは第1シーズン第11話にも桃井かおり演じるラジオDJの付人役で出演しているが、こちらは善人である。


ジョアンナ

第2シーズン第10話(通算第23話)に登場。

名前は番外編の『今泉慎太郎』で明かされた。

ニューヨークにて古畑・今泉と同じ夜行バスに乗り合わせた黒人女性。職業は国内線のスチュワーデス。

当初は今泉が失礼な行為を(本人の意思ではないが)やらかす度に激怒して強烈なビンタをお見舞いしていたが、途中で立ち寄ったサービスエリアにて今泉の隠し芸(マジック、ジェスチャーゲーム)を通じてすっかり意気投合して仲良くなり、別れ際にはお互いに抱きしめ合って涙ながらに別れを惜しんでいた。

今泉は今度日本に呼んで、祖母に紹介する気でいるらしい。

今泉と懇意になった女性の中では善人かつ唯一何事も無く済んでいる。

(そもそも該当話は事件自体が起こらず過去の事件を古畑が情報のみで推理する異色回なので当然と言えば当然の事なのだが)

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