概要
シャコガイ科に属する二枚貝の総称。主に太平洋やインド洋などのサンゴ礁に生息する。
雌雄同体なので産卵時は卵と精子を同時に放つ。
波のように曲がりくねった外套膜には褐虫藻という藻類が住んでおり、彼らが光合成をする事で酸素や栄養源を提供している。この波打った形状は面積を広くしてより多くの栄養分を補充しようという生存戦略から来るものらしい。
代表的な種としては鰭のように隆起した貝殻を持つ「ヒレシャコガイ」、世界でもっとも巨大な貝「オオシャコガイ」(殻長約80cmほど)などが挙げられ、彼らの存在もあってとても重厚な二枚貝という印象が強いだろう。
しかし15センチ程のヒメシャコガイというやつもいて、みんながみんな巨大なわけではない。
創作作品では巨大な貝の代名詞として登場する事もあるが、真珠貝やホタテなどの要素が付加される事も。後者に関してはホタテガイが描かれたビーナスの誕生が影響しているのかもしれない。
また、あまりにも巨大だったが故に人を食べてしまうという噂が一人歩きしたせいだとも考えられる(スイカも粉々にする「握力」はあるが捕食は行わない)。
関連タグ
パールル:モチーフは真珠貝だが、殻はシャコガイがモデルだと思われる。
シャコモン:シャコガイがモチーフだが、やはりというか技は真珠貝から持ってきている。