山坂と湖の権化(東方ロストワード)
ああかぜのかみよしんこのちに
「妖怪の山と博麗神社を手に入れるのも秒読みと踏んでいたけど、よりにもよって私自身がよそへ呼び出されるなんて……正直驚きだわ。」
「良かろう、神の荒ぶる御魂を味わうと良い!」
曖昧さ回避
原作における「山坂と湖の権化」は該当記事を参照してください。
L1世界線の神奈子との混同を防ぐため、ここてはとある並行世界の神奈子のことを指す。
実装形態 | フェス限定 |
---|---|
式 | 防御式 |
気質 | 颪 |
拡散 | 天水 |
集中 | 春宮古杉 |
スペカ1 | 神符『神が歩かれた御神渡り』 |
スペカ2 | 御柱『メテオリックオンバシラ』 |
ラスワ | 『神の御威光』 |
概要
山の神々が騒ぐ世界の八坂神奈子で、その騒動の長期化の原因に深く関連しているかもしれない存在。
2周目のキャラクターでは初の6面ボス(ラスボス)。
本来、神奈子が独断で『守矢神社の幻想入り』を決行し(た傾向があったらしい)、騒動の後は技術革新と称して様々な化学技術を積極的に取り入れていくことで、信仰集めに活用するようになっていく。
もしも、神奈子が幻想郷へ来る前の段階で、"早苗や諏訪子との間で十分な理解と承認を得た上で幻想入りしていた"としたら、"技術革新の意思を強く持っていたり、長期化する騒動の中で技術革新を進めていた"としたら…
前者の場合は三柱の神々は十分に準備し、堅く連携した上で、博麗神社や妖怪の山の前に立ちはだかることになり、後者の場合は騒動が泥沼化し、博麗神社や妖怪の山との間に長い対立期間が生まれることになる…とされている。
本来は、神奈子は早苗と諏訪子との連携や準備は必要ないと判断したのかもしれないが、この世界の神奈子はそうでなかった可能性がある。
信仰が減少していたとはいえ、神奈子は有力な神ではある。しかし一切をはばからずに幻想郷へ入れるほどの立場ではなく、八雲紫をはじめとした幻想郷の賢者たち、もしくは同格の存在からの商人を得ずして、守矢神社の幻想入りは成立しなかったはずである。
その幻想入りは、誰のどのような判断の下でなされたのか、そこにはどのような意図が込められていたのかは一切不明。
メインストーリーに登場するかは現在のところ未定だが、紅魔塔210階のストーリーには登場している。
L1世界線の神奈子とほとんど変わらないが、輪郭やスカートの長さや注連縄の色など、所々差異がある。(それもそのはず、L1の方も風神録ベース。)
プレイアブル化
実装形態 | フェス限定 |
---|---|
式 | 攻撃式 |
拡散 | 山出し |
集中 | 里曳き |
スペカ1 | 神符『水眼の如き美しき源泉』 |
スペカ2 | 神符『杉で結ぶ古き縁』 |
ラスワ | 『諏訪の龍蛇信仰』 |
2022年2月14日に開催された『山風と天水の祭祀フェス』にて実装。
A世界団のキャラ共通で、味方にも支援を行える性能を持つ。神奈子の場合は陰攻・CRI攻撃バフも付与して陰気アタッカーの支援が可能である。相手のCRI防御デバフと自信のCRI攻撃バフと陰攻バフを組み合わせて、自身の火力を上げていく方式である。
チャージ(行動順が後になる)や神符「水眼の如き美しき源泉」の氷解弾(氷結状態の結界をブレイクできる)を活用して氷結結界ブレイクを軸にしたパーティに組ませるのも良し。属性弾も豊富なため、単純に弱点属性を突く戦法でもかなりの活躍が見込める。スペカ1は「人間・神様・宗教家」、スペカ2は「妖怪の山・博麗神社」、ラストワードはその両方に特攻を持つが、範囲は小さめ。
ただ全キャラクターの中ではステータスは高めであるため、強い相手にはとことん強くなる。
テーマ曲
風神録の諏訪子のテーマ曲は、Melodic Tasteの「IS THERE A GOD?」。原曲は「神さびた古戦場 ~ Suwa Foughten Field」。
原作ネタ
拡散ショットは6面ボスの時の1回目の通常弾幕、集中ショットはEXTRA中ボスの時の1回目の通常弾幕の再現。
スペルカードはどちらもEXTRA中ボスを務めた時のもの。神符「神が歩かれた御神渡り」に関してはL1世界線の神奈子が使える。
ボイス
- ボイス1「真なる神社の意味程度の声」
→「神社は巫女の為にあるのではない。神社は神の宿る場所。そろそろ──神社の意味を真剣に考え直す時期よ!」(自機:博麗霊夢)
- ボイス2「神の荒ぶる御魂程度の声」
→「信仰が失われた神社はただの小屋。貴方は毎日の様に小屋に通っているだけ。貴方は一度──神の荒ぶる御魂を味わうと良い!」(自機:霧雨魔理沙)
- ボイス3「山神にして風神程度の声」
→神奈子は妖怪の簗に”山の神様”として君臨していたが、元は風雨の神だった。
余談
気質は『滑降風』。高密度の空気が、高所から低所へ滑降することで起きる風のこと。ちなみにL1世界線の神奈子の気質は『颪』で、どちらも高い場所から低い場所に下る風である。
「山出し」や「里曳き」はそれぞれ御柱祭の過程のうちの一つ。
御柱祭の項目も参照。
「諏訪の龍蛇信仰」の説明文は、恐らくタケミナカタ(お諏訪様)とタケミカヅチの力比べに関する話が元ネタ。
力比べの勝負を挑んだタケミナカタはタケミカヅチの手を掴もうとした瞬間、自身の手が氷柱、氷柱から剣に変わり、それに困惑しているところを突かれてやわな植物でも掴むように軽々と投げ飛ばされてしまう。そして力比べに負けたタケミナカタは出雲から逃げ出し、信濃国の須和の海(現在の諏訪湖)へと逃れるが、タケミナカタを追ったタケミカヅチは信濃へ現れ、ついに捕まってしまう。
殺されかけるも、国譲りに同意したうえで今後須和の海から外に出ない事を約束することで、許されたのだった。
また、L1世界線の神奈子のラストワード「神の御威光」は、原作における弾幕アマノジャク9日目ボスの時のスペルカードである。