概要
クトゥルフ神話に登場する旧支配者の一つ。『イス(イース)の大いなる種族』とも。
時間の秘密を解き明かした唯一の生物とされ、その功績から『偉大なる』を付けて呼ばれている。
滅亡に向かう銀河系『イス(イース)』からやって来た、実体を持たない精神生命体。
肉体を持つ生物に憑依してはその生物として生き続け、イスや自分達の種族を存続させる為の知識を収集し続けている。
憑依された生物の元の精神はイスへと転送され、そこに居る彼ら種族の求める情報を提供する役割を負うこととなる。
調査が終了した場合は元通り精神を戻して離脱し、その際に肉体の所有者がイスで得た記憶は抹消されるが、断片的に記憶が残っている場合は夢などの形で現れる模様。
6億年前には地球に来たこともあり、その際には当時の地上に生息していた『円錘体生物』の肉体を掌握、原住民である『盲目のもの』を戦争の末に駆逐。地球の旧支配者となった。
現在偉大なる種族の姿として知られるイラストは、この円錘体生物に由来している。
その後は盲目のものの再来を予知した為地球を去ったが、その際には人類滅亡後に栄えるという『強壮な甲虫類』の体を得て逃走したという。
ちなみに、意外にも彼らの文明における記録媒体は巻物であるらしい。