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スカーレット・スパイダーの編集履歴

2023-01-11 18:18:35 バージョン

スカーレット・スパイダー

すかーれっとすぱいだー

スカーレット・スパイダーとは、スパイダーマンの登場人物。

概要

スパイダーマン(ピーター・パーカー)のクローンが名乗るヒーロー。

一代目と二代目がいる。

2人ともピーターの幼少期の記憶を持っているが人格はピーターとは異なり、それぞれ個を獲得している。



1代目の本名はベン・ライリー。

科学者ジャッカルがスパイダーマンを殺すために作ったクローンで、登場初期は全く同じ姿のスパイダーマンとしてピーター・パーカーと対立した。

この戦いでクローンはオリジナルに敗北、死亡したと思われていたものの、

クローンはその後生き延び、5年間の歳月を経て摩天楼での高層ビル上で再びオリジナルスパイダーマンとの再会を果たす。

その後に関しては後述。


ナイーヴさと強い正義感を持ち合わせる好青年。

自らの命を狙う兄・ケインのことも救いたいと願う。

ピーターと兄弟のような関係になってからは見分けのために髪を金色に染めている。


スカーレットスパイダーを描きました scarlet spider



2代目の本名はケイン・パーカー。

ベンと同じく科学者ジャッカルに作られたピーターのクローンだが、作られたのは彼の方が先で兄にあたる。

不完全なクローンでジャッカルには"欠陥品"と見なされ廃棄されたが自力で生き延びる。

体格はピーターやベンよりかなり大きくピーターいわく「ジャイアントバージョンの僕」。

常に崩壊しかけの肉体と強い痛みを抱えているため、精神も不安定で凶暴。

しかし元は優しい心を持っており、酷い状況にありながらも善くありたいとあがき行動する。ヴィランとダークヒーローを揺れ動く複雑な人物。

パーカーというファミリーネームはグリムハント(2009)というイベントでピーターを救って犠牲になった際にピーターによって与えられた。


スパイダーアイランドというイベントで洗脳が完全に解け、肉体も安定しピーターと共闘。

ニューヨークを離れ、過去の贖罪のためにも亡き弟ベン・ライリーのヒーローとしての生き方を継ごうと2代目スカーレット・スパイダーを襲名した。

性格はぶっきらぼうでいわゆるツンデレ。

ピーターとベンには兄弟のそれに近い複雑な感情を抱いている。

ちなみにアニメアルティメットスパイダーマンのキャラクターであるベン・ライリーはデザイン、性格共にケインが元になっている。

センシティブな作品


第二次クローンサーガ

ニューヨークを離れて

ピーター・パーカーとの戦いに敗れたクローンは死んだと思われたものの蘇生し、

死体として捨てられた煙突から脱出。

しかしクローンである自分に居場所などない…そう察した彼はピーターに迷惑をかけないよう、ピーターとして隠した記憶のある僅かなお金を持ってあてどもない旅に出る。

一度はやけになりかけるものの、「誰でも生きていいはずだ」と思い直し、ベンおじさんの名前とメイおばさんの旧姓をもらい"ベン・ライリー"と自らを名付ける。


Lost Years

3年後、ベンは自身のIDを偽りソルトレイクシティの大学の研究所で科学者として働いていた。

職も新たなロマンスの予感もあり、もうヒーローの真似事などしたくないと思うベンだがどうしても危機に陥っている人を見過ごすことが出来ずとある事件に首を突っ込んでしまう。

そこで彼はベンを追ってやってきたクローンの兄・ケインと出会う。ケインは不完全な肉体と強い痛みを抱えており…。

兄弟にして宿敵の二人の因縁はこうして始まった。


再会

更に2年後、ベンはメイおばさんの危篤を知ってニューヨークに帰還。ピーターと再会する。

初めのうちはグリーンゴブリンの罠だと思い込み、互いを遠ざけていた二人だったが、

ピーターとあまたの協力を組み、互いに信頼出来る友人同士となっていく。


一方、ベンを追ってニューヨークへやってきたケインはピーター・パーカーの生活を守ることに執心し、ピーターの敵を排除して回りはじめた。

Dr.オクトパスを殺害し、ベンに自分の罪を着せたケインを止めるためにピーターは奔走する。


驚異の事実

あるテストでピーターと勝負をしたところ、ベンの方が実はオリジナルのピーター・パーカーその人であることが判明。

ピーターの妻、メリー=ジェーン・ワトソンの妊娠も発覚し、ピーターはヒーロー業を断念。

以降はスパイダーマンの役割をベンが受け継ぐ事となった。


ケインがピーターを守ろうとしていたのもピーターこそがクローンで弟であり、ベンがオリジナルと信じていたため。不安定な精神の中で自分には手にできないまともな人生と幸せを"弟"に与えるためにあらゆる手を尽くそうとしていたのだった。



ベンがスカーレット・スパイダーからスパイダーマンに至るまで

スカーレットスパイダーは赤のタイツに袖なしTシャツといった風貌をしている。

ピーターがまだニューヨークにいた頃はこの”スカーレット・スパイダー”の名を使っていたが、

子どもを育てるためにピーター夫妻がポートランドへ移ると、ベンはピーターが使っていたコスチュームをアレンジし、新生”スパイダーマン”となった。


Redemption

ベンに強い憎しみと複雑な感情を抱いてきたケインだが、燃え盛るダイナーで「僕はいいから彼女を救ってくれ」と懇願された時心に変化が生じ、ベンの命もその場にいた人達の命も救う。

そして「俺を殺してくれと」ベンに頼むが拒否され、警察の銃撃の前に身を躍らせる。

そこをベンに救われてしまい「どうして死なせてくれないんだ」と泣きじゃくるケインの手をベンは握りしめた。

ケインはそこで初めて自分たちは同じ心を持つ兄弟だと認識するのだった。


最期

死亡したはずのノーマン・オズボーンことグリーンゴブリンが薬の副作用で生き返っていた。

ノーマンは再びスパイダーマンへの復讐を誓う。

ピーターは辛くもグリーンゴブリンから勝利を収めるが、大切なものを失う事となる。

ピーターの背後をゴブリンの搭乗兵器であるゴブリングライダーが狙っていた。

ベンはゴブリングライダーの奇襲から身を投げ打ってピーターを守り、自分がオリジナルのピーター・パーカーだと信じたまま短い人生に幕を閉じる。

その後……ベンの亡骸は灰と化す。

結局、オリジナルのピーター・パーカーはピーター本人だった。


……という割とめちゃくちゃな展開で退場。

所謂一つの黒歴史

デッドプール「クローンサーガの二の舞にだけはさせねえぞ!あれはたまったもんじゃねえ!」


復活、再評価

近年はクローンサーガの再評価が行われており、

2011年にスパイダーアイランドでケインが完全復活し単独主人公連載スカーレットスパイダー(2011)を開始。

2014年のスパイダーバースでも活躍。

そして2016年、アメイジングスパイダーマン本編の一大イベントとしてクローンコンスピラシーが連載され、ベン・ライリーが正史世界に戻ってきた。

その後もベンとケインが共闘するスカーレットスパイダー(2017)、スパイダーバースの続編であるスパイダーゲドンなどでの活躍が続き、

2021年にはベン・ライリーがアメイジングスパイダーマン本誌でピーターとW主役をつとめるビヨンド編が連載。

黒歴史どころか近年のスパイダーマンにかかせない存在となっている。


スカーレットスパイダー(2011)

スパイダーアイランドの一件でヴィランの呪縛が完全に解けたケインはニューヨークを離れヒューストンで新しい生活を始める。

初めて自分自身の人生を生きることができるようになったケインは自分はヒーローではなく化け物だという葛藤を抱えながらピーターにもらったスーツをまとい、ベンの名乗っていたスカーレットスパイダーの名を借り、不器用ながら街のヒーローへと成長していく。


スパイダーバース

蜘蛛の生命エネルギーを吸うヴィラン、インへリターズと戦うためケインは異世界のベン・ライリー、アルティメットアースのジェシカ(ピーターの女体化クローン)とチームを組む。


クローンコンスピラシー(ネタバレ注意)

死者を蘇生できる技術を持つとうたうNewUという怪しい会社が未来で起こすという惨劇を止めるために潜入したスパイダーマン(ピーター・パーカー)は、そこで死んだはずのヴィラン達と遭遇する。

彼らを蘇らせた張本人であるジャッカルの仮面を被った謎の男はピーターに「一緒に誰も死なない世界を作ろう」と提案するが……。


実はこのジャッカルの仮面の男こそが灰から復活させられたベン・ライリーであり、彼はクローン体が安定するまで繰り返し行われたある実験により死への恐怖から狂ってしまっていた。

自分を復活させた男の研究所を乗っ取った彼は"誰も死なない世界"を作る陰謀を開始する。


スカーレットスパイダー(2017)

クローンコンスピラシーでピーターに計画を阻止されたベン・ライリーはボロボロの身体を引きずりながらラスベガスへ逃亡。

過去のヒーローであった自分の声とジャッカルであった自分の声の幻聴を聞きながら、スパイダーマンのコスプレイヤーからスーツを強奪し新たな生活を始める。

そこへヴィランとなった"弟"を追ってケインがやってきて……。

ヒーローか化物か、2人のスカーレットスパイダーの戦いと共闘が始まる。

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