毛利良勝

もうりよしかつ

毛利良勝とは戦国時代の武将。出自は不明だが織田信長・信忠親子に仕え、桶狭間の戦いで今川義元を討ち取ったことで有名。生没年？～1582年。

概要

毛利良勝は織田家の家臣だが、出自に関して詳しいことはわかっていない。なお、大江広元を祖とする安芸の毛利元就らとは関係性はないと見られている。

はじめは信長の馬廻衆として仕えていて、当時は毛利新介を名乗っていた。

1560年の桶狭間の戦いにおいて、総大将今川義元に親指を食いちぎられながらも、討ち取るという大手柄を上げたことで黒母衣衆に抜擢される大出世を遂げる。この時に、諱を良勝に改めた。

しかし、指を食いちぎられたことの弊害故か前線か引き下がり、信長・信忠の側近兼吏僚として活躍しており、多くの史料にその名を名前を遺している。

1582年の本能寺の変が起きた際には、信忠共に二条御新造に立て籠もり明智光秀の軍相手に抵抗するも、奮戦空しく討死した。