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王立宇宙軍の編集履歴

2012-05-03 00:15:15 バージョン

王立宇宙軍

おうりつうちゅうぐん

ガイナックスが1987年に制作した劇場アニメ作品。正式題名は「王立宇宙軍 オネアミスの翼」。

概要

こことは違う”もう一つの地球”を舞台にした宇宙開発物語。

当時、創設間もないガイナックスは、監督の山賀博之を始め、貞本義行庵野秀明など参加スタッフの殆どが20代というかなり若々しい布陣で製作され、音楽担当に坂本龍一を起用した。

興行収入は高くなかったが、綿密に作り込まれた世界観やクオリティの高い作画、リアリティのある宇宙開発の模様、そしてその完成度の高い内容から現在でも根強い人気を誇っている。


設定

上述にもあるようにその世界観の設定を綿密に練り上げている。

現実世界での1950年代ほどの技術で、ロケットは日本で見慣れない、旧ソ連のクラスターロケット。王国空軍には旧日本軍に存在した震電に似た後部プロペラ形状の戦闘機が登場する。

声優陣は中堅の実力派を起用。敵国「共和国」の人々の台詞は架空の外国語で、その声優に外国人を当てて、日本人にとっての現実味ある外国語を演出している。


ストーリー

オネアミス王国(オネ・アマノ・ジケイン・ミナダン王国連邦)で「何もしない失敗ばかりの軍隊」と蔑まされた「オネアミス王立宇宙軍」。打ち上げロケットの開発を目的にしていたが、計画は失敗続きで隊員達は怠惰な日々を過ごしていた。

部隊に所属する軍仕官のシロツグ・ラーダットもその一人だったが、彼は歓楽街で懸命に布教活動をする一人の少女、リイクニ・ノンデライコと出会った。

彼女との出会いから自堕落な生活を捨て、人類初の有人人工衛星打ち上げ計画のパイロットに志願。それに伴って周囲の人々もやる気を起こし、停滞していた計画は本格始動していき、現実・事故死・政治的謀略・刺客など数々の試練を乗り越え、ついにロケット打ち上げに向かう。


関連リンク

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