文豪とアルケミストの同名人物は、徳田秋声(文豪とアルケミスト)へ。
表記に関して
タグの関係上もあるが、本来の表記は【德田秋聲】となる。
人物
戦前戦後を代表する文豪の一人。田山花袋などとともに私小説の第一人者でもある。代表作に『黴』、『あらくれ』など。活動時期が長かったことでも知られたが、戦時の趨勢に巻き込まれ、集大成と位置づけた意欲作『縮図』が時勢にそぐわない(花柳界を描いたものだったため)として突如新聞連載を打ち切られるなどして、失意の中世を去る。
そこまで知名度が高い作家ではないが、夏目漱石、川端康成など、彼を高く評価している作家は数多いことで知られ、フィクションを恰もフィクションらしく見せない、どこまでも緻密な心理、情景描写に定評がある。
代表作
余談
メイン画像が乏しいのはメディア露出が乏しく世間の知名度が低かった(当時から映画化などメディアミックスされた作品があまりなかった)ためである。
おおかた、世間の知名度が上がったのは文豪とアルケミストの登場人物どころか、なぜか最重要人物にまで抜擢されたからといっても過言ではない(製作者が大の徳田秋声ファンだったかららしく、金沢市の同記念館でも、大幅に知名度が上がった件で感謝の賛辞を述べたりしている)。よって、イラストもそっちが大半を占める……と言うよりも、それに関連した物しか投稿されていない。