あらくれ(荒くれ)とは荒々しいことや乱暴なこと、そういう事態を引き起こしかねないガサツな「荒くれ者」を指す。
ひらがなで「あらくれ」と表記した場合、ドラゴンクエストシリーズに登場するモブキャラの一種を指すことが多い。
概要
CV:後藤光祐(ニンテンドー3DS版『ドラゴンクエストⅧ』)
『ドラゴンクエストⅡ』から登場したNPCの一種。
角の様に尖がった覆面を被り、太い腕を露出させている。
大男キャラのアイコンとして囚人から看守、特定のキャラクターの歩行グラフィックなどに幅広く使われてきた。
『ドラゴンクエストⅦ』の移民システムの分類にて「あらくれ」という名称が設定された。
あらくれの服装
グラフィックが向上するごとにその異様なスタイルが際立っており、頭身の上がった『ドラゴンクエストⅧ』では完全に不審者同然となっているが、他の住人と同様に一般人として生活している者が大半である。
『ドラゴンクエストⅨ』以降はプレイヤーもあらくれの姿になれる装備品が登場した。
- あらくれマスク
首元まで覆い尽くしたフルフェイスマスク。
黄色を基本として左右に黒い角、多数の覗き穴が開いた目、豚の鼻を縦列に増やしたような空気穴が付いている。
- あらくれベルト(あらくれボディ)
胸の中心の鉄の輪から×の字に巻きつけたハーネスベルト。あらくれマスクと組み合わせた姿は往年の世紀末映画の悪役そのものである。
上半身を惜しげもなく露出しているため男性専用装備だったが、『ドラゴンクエストⅩ』では胸を布で隠すことにより女性も装備できるようになった。
- 下半身
体のラインを強調するようなぴっちりとしたズボンと大きめのブーツが特徴。上半身の異様さに比べると普通に見える。
名付きのあらくれ達
『ドラゴンクエストⅪ』ではあらくれに似た格好をしているガレムソン、アリスというキャラクターが登場している。
『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』では初の女あらくれとも言えるアメルダが登場。
フルフェイスマスクではなく顔や長い髪を露出しており、皮ベルトをブラジャーのように巻きつけている。
立体化
2020年にスクエニ公式アクションフィギュア『ブリングアーツ』シリーズにて、数あるドラクエキャラに先んじて立体化が決定した。
こんぼう、はがねのつるぎ、どうのつるぎ、ひのきのぼう、ブロンズナイフが付属している武器屋Verもある。