元はフランス語にある「トンヌラ(Tonnelat)」という姓から来ているらしい。
歴史を辿ると、北欧神話で最強と名高い雷神トールの名が、ドイツ語圏のDonner(ドンナー)を経てフランス語として定着したとされている。
しかし、日本で人気となったドラクエシリーズに登場したことで、日本人からすれば珍妙な響きであることから印象に残るようになった。
ドラゴンクエスト
ドラゴンクエストシリーズでしばしば登場する名前。
DQ2
サマルトリアの王子の名前候補の一つ。
DQ5
生まれたばかりの主人公に当初パパスが名付けようとした名前。
最終的には折れて妻のマーサが名付けた名前(プレイヤーが入力した名前)を採用する。
なお、プレイヤーが最初からこの名前を入力する事も、SFC版なら子ども達に付ける事も可能。
ちなみにプレイヤー自身が名前をトンヌラと入力した場合、パパスはちゃんと別の名前(SFC版ではサトチー、PS2版以降はアベル)を提案する。
DQ6
牢獄の町に登場する反乱軍リーダー。
最初主人公の名前に入力はできても、後からの変更は不可。
DQ7
移民の商人に登場する名前。
DQ11
父アーウィンが主人公に付けようとした。言うまでもなく上記のDQ5の再現であり、過去作へのオマージュ・セルフパロディが多い同作ならではある。
DQM
モンスターの自動で付ける名前の一つ。
その他
メタルマックス2
主人公(ハンター)の名前をサトチーにすると、仲間のメカニックの名前がトンヌラに、ソルジャーの名前がビアンカになる。
一方、主人公の名前をトンヌラにすると、メカニックの名前がサトチーに、ソルジャーの名前がフローラになる。
いずれもDQ5のパロディと思われる。
ちなみにメタスラシリーズの生みの親である宮岡寛氏はロトシリーズのシナリオアシスタントであった。
半熟英雄4
「トンヌラ」という名前の将軍が登場。元ネタはDQ2からの出典となっている。