ゾマリ・ルルー
ぞまりるるー
プロフィール
概要
坊主で頭部には棘のような仮面の名残があり、首には首飾り、耳には仮面が変化した髑髏のピアスをしている黒人風の男である。
下顎に黒色の仮面紋がある。厳かな雰囲気を漂わせている。言葉遣いは丁寧で常に丁寧語で話すが、丁寧な口調で皮肉も普通に言うほか、激昂するとタメ口になる。そして、戦闘では卑劣な戦法を取るのも厭わない。また、首を落とさない限りは死を確認するすべはないという厳しい考えを持っている。『7』の刻印の箇所は不明で、右乳首部分に虚の孔がある。 また、破面化した時期も不明である。
十刃最速を誇る響転に加え、相手の肉体の支配権を奪う『愛（アモール）』という技も持つ。
アーロニーロとの戦いで重傷を負った朽木ルキアに止めを刺そうとするが、救援に来た朽木白哉と交戦。斬魄刀を解放して『愛』の力でルキアを操り彼女の命を盾に取るが、その戦い方が白哉の怒りを買い、卍解した千本桜景義に対抗して『愛』を全開にするものの、目の数より遥かに多い刃の花弁には相性が悪く、吭景・千本桜景厳で満身創痍になる。
挙げ句、縛道の断空で「愛」を完全防御出来るという攻略を白哉が見つけたことで攻撃が実質封じられ、最期は戦闘をやめ虚代表として死神に「虚だからという理由だけで斬るのはおかしい」と一生懸命訴えるが白哉からは見当違いという反応（ルキアの仇だから斬っただけ）をされながら一刀のもとに切り伏せられ、「藍染様万歳」を叫びながら消滅。十刃最速の名に恥じず、戦闘開始からわずか4話で退場した。
能力
- 双児響転（ヘメロス・ソニード）
特殊な響転による分身術。
最大で5人まで分身可能。
倒したと思ったら背後に別の分身がいたという状況を繰り返し、ジワジワと敵を追い詰めていく戦法をとる。
帰刃『呪眼僧伽（ブルへリア）』
解号は『鎮まれ』。
解放する直前、変なポーズをとり、解号を唱え、両手を合わせ、首を右に（読者から見ると左に）倒して、帰刃名を叫んで解放する。
解放すると全身が白いスーツに包まれ、 頭部が顔の正面以外髑髏の仮面で覆われる。
目元にも仮面紋が浮かび上がり、下半身が幾つもの人面を持つ巨大なカボチャの様に変化する。
- 愛（アモール）
その目で見つめたものの支配権を奪う能力。支配権を奪われた対象は支配された箇所に模様が浮かび上がり、自分の意思とは関係なく、ゾマリの意思に操られる。
支配可能範囲は、脚や腕等身体の一部の部位のみ。白哉のようにその部位の腱を斬ると無力化出来る。だが、相手の頭を支配すれば支配は全身に及ぶ。
支配できる箇所は目一つにつき一箇所であり、全ての目を使えば50箇所以上を一度に支配できるが、白哉の千本桜景厳は数億の刃を有するので、一つの目につき刃一枚にしか効果を及ぼせないという屈指の相性の悪さから無力だった。
※実はゾマリの頭についている縦線も目であり、開眼させ、この目から愛を放つことも可能なのだが、何故か千本桜景厳で王手をかけられてもなお使わず、敗北がほぼ決定して初めて開眼した。ゾマリ自身がこの目を嫌って開眼しなかった可能性もあるが不明。
また、白哉の分析によると、愛は鬼道に近い性質を持つ技らしく、縛道の八十一『断空』等で防ぐ事すら可能。
