概要
ジム・マジンガはバイオレンスジャックの登場人物。
バイオレンスジャックは「スーパー永井豪大戦」とも呼べる程、様々な永井豪作品からの出張が多いが、彼のモチーフになった作品は「マジンガーZ」。
空手の達人兜重蔵が編み出した地上最強の実戦空手、「機械道」の極意を受け継ぐ、盲目の黒人空手家である。
機械道空手ナイロビ支部の最高称号「Z」と、機械道空手最高位称号「機械神」を併わせ持つ為、「機械神Z」と呼ばれる。その圧倒的実力から、兜重蔵の後継者と目されていた。
だが、その才を妬んだ機械道空手の高弟、地獄斎により騙し討ちにあい、関東に呼び出され師匠の重蔵共々、地獄斎の配下による襲撃を受けてしまう。その際に師匠を殺害され、彼自身はなんとか一命はとりとめるも、視力を失ってしまう。
しかし彼は、機械道空手を我が物にせんとする地獄斎の手から、創設者の孫、兜甲児を守る為、地獄斎率いる、機械道三段以上の称号「機械獣」を持つ猛者たちに、敢然と立ち向かうのである。
甲児を肩車し、自分の目となってもらって!!。
ジムは盲目となっても、気配を感じ取る事で敵の位置を大体は把握出来る。
しかし、あくまでも大体である為、肩車した甲児のサポートが欠かせない。
敵として立ちはだかる武道家がどんな風貌で、どのような技を用いるのか。甲児の目がそれを見極めてジムに伝える事で、ジムは機械神としての空手家の実力を発揮する事が出来るのだ。
また、甲児はまだ幼く、地獄斎が繰り出す敵武道家の機械獣たちに対しても、体格差、そして機械道空手の実力差があり、到底かなわない。その為、ジムに肩車されて、ジムの空手の実力を借りて戦う必要が生じている。
互いにどちらかが欠けても、その実力は発揮出来ないのだ。
ネタ的な扱い
ジムのモチーフがマジンガーであり、兜甲児が「パイルダーオン」して戦う…というのはまぁ間違ってはいない。
が、何をおいても守るべき人間を担いだまま戦うというムチャっぷりからか、ネット上ではネタキャラとして名が知られている。
とは言えマジンガーシリーズや豪ちゃん先生の作品全体を見ると、まだまだ常識の範囲内だったりするのだが。
ちなみに、空手着姿が有名だが、シャツとジーンズを着て、「胸部にプロテクター」を装着、「口元に縦縞のマスク」を付けた姿も劇中で披露している。プロテクターにはブレストファイヤーのような模様が描かれ、マスクはマジンガーZの口元の格子状バーツを模しているようにも見える。七分袖から覗く黒い肌の下腕が、ロケットパンチのようにも見えなくもない。
この格好で甲児を肩車した姿が、アートストームよりフィギュア化された。
真マジンガー
同作では、外見のみがピグマン子爵として登場した。
詳細はピグマンの当該記事を参照。
ピクシブタグとして
基本的には「肩車をしたイラスト」に付けられる事が多い。
元であるバイオレンスジャック関連の画像より、そっちが多いくらいである。