CV:楠木ともり
乙女ゲーム『マジカルに恋して』(通称:まじこい)の、美少女で文武両道、超ハイスペックな悪役令嬢。ジークヴァルトの婚約者で小さな頃から彼が大好き。真面目で努力家だが、実は自分の気持ちを素直に言えない、ただの“ツンデレ”。
面倒見の良さや気を回せる良さが、この性格のためにかなりひねくれた形になる。具体的にはいつ壊れて自他を巻き込んだ事故を起こしかねないような劣悪な道具を使っているフィーネに対して気遣いを見せるだけですら、「フィーネに合わせた特注品を調達したのち」「持っていた方の杖を酷評して目の前で壊したうえで」「お詫びとして予備を渡すという名目で」ようやく差し出せるほど。
実家は当代の将軍を務める家系であり基本武闘派。彼女はその中では比較的文官向きであり頭脳も使えるが、やはり家柄もあって武芸もしっかり修めており槍が得意。いとこのバルドゥール曰く「基本は同じ」とのこと。
当人もこの性格を自己嫌悪しており、「古の魔女」に目をつけられてほとんどのルートで最終的に死に至る。ゲームにおいては大人気のキャラクターなのだが、なぜか徹底的に救済ルートが作られない。
本編においては遠藤と小林による細かい説明を受けたジークヴァルトの行動により、自分の本音をわかりやすく教えられる形になって赤面することが数多い。少なくとも漫画・アニメ版ではとてもかわいく描かれているほど。