2020年に世界的流行、パンデミックとなったコロナウイルス感染症「COVID-19」の呼称の一つ。語源は世界で最初に原因となったウイルス「SARS-CoV-2ウイルス」が検出されたのが中国武漢市であることによるもので、「武漢ウイルス」とも呼ばれている。
ただ、WHOの指針では「風評被害や差別の源泉となってしまうため」として、2015年より「人名・地名・動物名を病気や病原体の名称に使わない」という取り決めをしており、この名称を蔑称とみなし安易な使用は避けるべきだと言う意見も少なからず存在する。
ちなみに、中国共産党政権との対立でWHOから排除されている台湾や国家安全問題などで中央政府への反感が強い香港では一般的に使用されており、「武肺」という略称も用いられている。