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Steamの編集履歴

2023-04-23 15:34:43 バージョン

Steam

すちーむまたはすてぃーむ

蒸気を意味する英単語。および同名のゲーム配信ネットサービスの名称。

ValveのSteam

アメリカ・ワシントン州に籍を置くValve softwareが、2003年9月にクライアントアプリケーションの提供を開始。同時に大本となるサービスをスタートさせた。当初はWindows向けに同社の『カウンターストライク 1.6』などのアップデート配信を主な目的としていた。2004年12月に最初の正式DL販売となった『Half-Life2』では起動障害やDL障害等各種トラブルが相次ぎ、地道に土台を固めていくためにクライアントやシステムの更新もかなり頻繁であった。2005年には外部のパブリッシャーと初めて契約を結び、ここからSteamでのDL販売を普及させる足がかりを築いていくこととなった。


折しも、常時接続の普及(提供エリアの地方への拡大)、ネットを介しての配信・支払い・アカウント管理・アップデートするというサービスインフラが確立するにつれ、更には国際的なネット環境の拡充を追い風に、従来型のパッケージソフト特有の「不良在庫」を抱えることを嫌った多数のデベロッパー/パブリッシャーは徐々にSteam経由でゲームを配信するようになっていった。

※時期としては2007年に当時のEidos、id Software、Capcomと言った大手パブリッシャーが自社の作品をSteamで配信するようになった時点を境とする見解が多い。


特に2012~2015年の間で急速に拡大し、現在は国際的なメジャータイトル(日本製も含む)から無名インディーゲーム、さらにはアニメや映画に至るまで、多数のコンテンツを発信する一大拠点となっている。

配信を始めるための制限が緩く、CEROESRBなどによる審査を受けていないタイトルも多いため、多数の独立系開発会社が参入しており、玉石混交といった感もあるが、それでもゲームの法的規制が厳しい国(特に韓国GRACドイツUSKなど)もあるため、かつてはエロゲラノベの類に当たるゲームの配信は認められていなかった。だが、ここ近年の規約改定により配信作品に明らかに成人向けのものが混じってたりと更にカオスな様相を見せている。

(注)当然ながら、無秩序に閲覧させないよう一定のゾーニングは設けており、基本的に非ログイン時はページ自体が表示されないようになっている。ログインすれば閲覧は可能だが「見たくない」のであればアカウント設定で非表示にすることも可能。


頻繁に値下げやセールを行い、50%オフ~時には90%オフなど爆安価格が珍しくないのが特徴で、安さに釣られてついついゲームを買い込んでしまい、気がつくと大量の積みゲーを前に頭を抱える、というのも利用者によくある。

Steam紹介漫画


おま国

日本(スクウェア・エニックスバンダイナムコエンターテインメントセガゲームスカプコンなど)や、海外の大手メーカー製のゲームが、Steamでは日本国内から購入できない現象。

皮肉の意味を込めたインターネットスラングで(おまえの=日本には売ってやらない)ことをさす。

ただし、「A列車で行こう9」のように、国内版(日本語版)は従来のディスク版やダウンロード直販なら購入可能といったケースもあるので、知らずに煽ったりしないよう注意しよう。


よしんば日本から購入できるとしても、

  • (日本メーカーの生まれであろうとも)日本語の表示や音声がなく
    • 配信の際、わざわざ日本語の字幕や音声といったデータを削除し、後日DLCで別売する
    • ひどい場合は日本語のデータの配信すらされない
  • 日本での販売価格が、他の国の相場と比して高い(特に円建てになった2014年8月以降)

などがあり、この場合はおま語おま値といったインターネットスラングで呼ばれている。

ただし、アジアやアフリカ諸国といった途上国では低所得者の多い国々の経済状況に配慮し、日本市場よりも大幅に低価格で配信している場合もあるため、それだけで「おま値」ということもできない。

また厄介な話として、Steamから配信されるソフトはDLCなどで分けない限り基本的に「1つになっていないといけない(配信国ごとなどを条件に配信するものを変えられない)」のだが、欧州の古いPC環境ではマルチバイト文字が想定されていない(含まれているだけでプログラムが正常動作しなくなる場合もある)ため、国際配信のためにわざわざ日本語を削って別物にせざるを得ないという事情も存在する。

(特にRPGツクール系のゲームはこの影響が顕著で、「日本語がわからなくてもいいからプレイしたい」という海外ユーザーを悩ませている)


Steam Deck

同社が開発した携帯型ゲーム機。OSはSteam OS3.0、プロセッサはCPUは「Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz」、GPUは「8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz」、メモリは「16GB LPDDR5オンボードRAM」、本体ストレージは「64GB eMMC・256 GB NVMe SSD・512 GB高速NVMe SSD」のいずれか。購入時に選択可能だが、当然ながら容量が大きくなるにつれて高価になっていく(日本円で2万円単位)。ただしストレージは交換可能なので、ひとまず64GBモデルを購入し、本体容量が足りなくなったら後からストレージを追加購入して交換した方が初期費用が安くなる。外部ストレージはMicro SD XCカード対応。

ディプレイサイズは7インチ、解像度は1280×800ピクセル、最大60fps。バッテリー容量は不明だが、最大45W・PD3.0電源対応・USB Type-C端子で充電する。


オーディオ端子は内蔵スピーカーと3.5mmヘッドホンジャック。Bluetoothは5.0対応でコントローラー・オーディオ・その他アクセサリが接続可能。プレイ可能時間は(ゲームによるが)2~8時間。重さは約669gと非常に重いが、膝の上に乗せてのプレイも意外と快適。また、別売りドックを買えばモニター出力および有線LAN接続も可能。


総合的にエントリークラスのゲーミングPCくらいのスペックでしかないが、「モバイルPCゲーム機」として考えると随一のものとなっている。


日本のSteamユーザーにおけるスラング

上記の「おま国」のほか、どちらも古くからのSteamユーザーにとっては「おなじみのネタ」というべきものがある。


「スチムー」「ゲムー」

サービス開始当初のSteamはフォントの不備により日本語表記に不具合が出ていた。特に「ー」等の記号の描写位置に問題があり、「ー」の表記がそれぞれ「ム」と重なって表示されてしまい、「スチムー」や「ゲムー」と読めてしまったことがそもそもの原因。この不具合は早期に修正されてしまったものの、古参クラスのSteamユーザーからは皮肉や愛を込めて今もそう呼ばれることがある。


「開発中」

これも古くから存在するもので、ゲーム購入時の決済処理の際、英語版クライアントでは「処理中」の意味で使われていた「Working」が何故か「開発中」と誤訳されてしまったことが原因。これを面白がってか、Steamでゲームを購入することを「開発する」と呼ぶユーザーも多くいる。こちらは後に日本語環境が整備されたも関わらず、長い間未修正のままだったが、2017年10月初旬のサイト/クライアントアップデートで「処理中」に修正された。決済処理に関わる大事な部分なだけに「やっと対応したか……」という声と同時に寂しさを感じる声も一部にあった。


pixiv上では

ゲームメーカー記事のないSteamで配信されているゲーム作品の親記事としても機能している。それ以外には、Steamで配信されているゲームの関連イラストも多い。


関連タグ

インディーゲーム PCゲーム


ソフトベンダーTAKERU:Steamのシステムにおけるご先祖様と言えるかもしれない存在。


外部リンク

日本版公式サイト


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