大和・クリスティーナ・和子
やまとくりすてぃーなわこ
「人に触られたり接近されたりするのが苦手で……ごめんなさい」
人物像
『NEWGAME!』の登場人物で、イーグルジャンプの出資会社である芳文堂のプロデューサー。
日本人とフランス人のハーフで、母国はフランス。眼鏡をかけた麗人で仕事着は大抵黒のレディーススーツ。
飯島ゆん曰く「チームで一番偉い人」。ゲーム作りに対する姿勢は葉月しずく以上に厳しい。
しずくとはかつてしずくが芳文堂に在籍していた頃からプライベートな付き合いを続けており、ミドルネームで呼ばれる仲。
フランス在住の家族がいるが、判明しているのは2人の妹…大和・カトリーヌ・十和と大和・ソフィー・和音。
カトリーヌはフランスのゲーム会社・ブルーローズのディレクターやプロデューサーを務め、数々のヒット作を生み出している。クリスティーナはそんなカトリーヌにコンプレックスを感じているが…。
活躍
アニメ版のみ(FS3編)
原作での出番はないが、アニメ版第1期第12話で端役として初登場。『フェアリーズストーリー3』完成後の打ち上げパーティーで、会場の受付をしている姿が描かれる。
非情な命令(PECO編)
当初はヒール役として登場。涼風青葉が実質的なメインキャラクターデザイナーを務めたゲーム『PECO』のキービジュアルを、商業的な理由から八神コウにやらせるよう指示。抗議するコウの意見もドライに跳ね除ける。
ただし、クリスティーナ自身は内心でこの決定を理不尽に感じており、自分の力では自社の上層部を動かせなかった不甲斐なさを、のちに酒の席でしずくに打ち明けている。
その後、しずくの飼い猫であるもずくの力も借り、主要登場人物らと和解。準レギュラーとして度々登場するようになる。
期待の若手の登場(DDB編)
篠田はじめが持ち込んだドッジボールゲーム(後の『デストラクションドッジボール(DDB)』)の企画に対しては、当初しずくが作った作品の方が確実に利益を出せると難色を示す。
しかししずくに促され、ゲームの試作品を遊び楽しさを感じる。そして遠山りんの説得もあり、「感情論で企画を通す気はない」と釘を刺しつつも企画に出資することを了承する。
トラブルが起きつつも『DDB』は予定の2カ月遅れで無事に発売。近い時期に発売されたライバルゲームの売り上げに遠く及ばなかったと嘆くはじめに、「利益率では負けていない」「私は篠田さんのゲームをまた見たいと思っています」と励ましの言葉を贈る。
『DDB』の発売後はイーグルジャンプの沖縄社員旅行にも同行し、バカンスを楽しんでいた。
イーグルジャンプと共に(FS4編)
『フェアリーズストーリー4(FS4)』編においては、すでに開発が進行した段階で突如自社の上層部が出資の取りやめを言い渡す問題が発生。
自社の不義理に憤ったクリスティーナは、『FS4』の開発中止を回避すべく、自社の意向に逆らいりんと共に代わりの出資会社を探して奔走する。最終的には自分のプライドをかなぐり捨て、カトリーヌに頭を下げてブルーローズからの出資に漕ぎつける。
しかし芳文堂が関わらない場合、『FS4』のタイトルが使えなくなってしまう問題が依然残っていた。さらにカトリーヌが青葉をキービジュアルから降板させ、星川ほたるを起用するよう要求してくる。それを聴いたクリスティーナは狼狽しながらも、カトリーヌにある約束を取り付ける。それは青葉がキービジュアルのコンペに勝利した場合、芳文堂との共同出資にしろというもの。
自身はりんと共にコンペ当日ギリギリまで芳文堂上層部と交渉し、共同出資を了承させる。イーグルジャンプへ戻ると、ちょうどコンペが終わり青葉が勝利したところ。これで晴れて『FS4』のタイトルが使えるようになる。まさに綱渡り的な勝負を乗り切った瞬間であった。
発売後、『FS4』の売り上げは100万本を超える偉業を達成する。
変わらず(最終回)
『FS4』発売から数年後の春。
『デストラクションドッジボールZ(DDBZ)』と『PECO2』のプロデューサーを務める。
スマホゲームである『DDBZ』は大ヒットし、なおも開発が続いている。プロデューサーを務めるはじめはイーグルジャンプの稼ぎ頭になっている。
また、妹のソフィーがイーグルジャンプに入社し、『PECO2』の開発チームに配属される。