番組製作までの経緯
2011年にデビューしたジャニーズ事務所所属のアイドルユニット『kis-my-ft2』。
デビューしてから1年が経過した8月にフジテレビの打ち合わせで呼び出されたメンバーたち。
そこにアナウンサーが現れるが、企画書には「キスマイブサイク」の文字が・・・。アナウンサーはそれこそ番組の正式なタイトルであると説明し、その言葉に動揺するメンバーたち。理由をアナウンサーに問うと机におかれたパソコンで「キスマイ ブサイク」と打ち込むちアクセス件数が約25万件に昇っていた。元からジャニーズを嫌う所謂「アンチ」ならまだしもジャニーズのファンからも「こんな不細工集団は見たことがない。」などと手厳しいコメントが残されていた。「ジャニーズ事務所所属のアイドルなのにブサイク」というネット上での現実に意気消沈のキスマイメンバー7人。しかし彼らはある結論に至る。
「俺達はブサイクと呼ばれるためにアイドルになったわけではない。俺達は実はカッコいいんだというところを見せてあげたい」と。
番組の方向も決まり、『世間からブサイクといわれたアイドルグループが真のカッコいい男を目指すバラエティー番組』をコンセプトに『メンバー7人の中で誰か一番格好よく、誰が一番ブサイクなのか』を争う闘いが幕を開けたのである。
概要
フジテレビ系列初のkis-my-ft2の冠番組として誕生。
2012年8月26日に1時間の特番として初めて放送され、そこから4度の特番として放送され、2013年4月にレギュラー化された。三度の放送時間の移動を経て現在は木曜深夜で30分での放送されている。
ゲストは毎回人程度での出演となる。司会進行はフジテレビの『佐野瑞樹』アナウンサー。
メインボーカル担当となる前衛3人(北山、藤ヶ谷、玉森)とバックダンサー4人(横尾、二階堂、千賀、宮田)とで戦績の差が激しく、バックダンサー4人によるユニット『舞祭組』結成のきっかけのひとつにもなっている。
月曜23時台に放送時間を移動後の視聴率は7%程度だが、視聴者満足度が高く5月の月間視聴者満足度では4.32(5点満点)を推移。普段ジャニーズ番組を見ない男性陣も支持率が高く、恋愛が下手な人ほどハマる良質な番組と言えるだろう。
キスマイBUSAIKUランキング
この番組の中核を担うコーナーで、テーマに沿った自分でカッコいいとシュチエーションをキスマイメンバー個人で映像にまとめて、競いあうというものでランキング形式で発表される。演出や音楽はメンバー各自で委ねられている。相手役の女性は必ずマイコと呼ぶのがお約束。
1位(チョーカッコイイ)・2位(ケッコウカッコイイ)・3位(カッコイイ)・4位(フツウ)・5位(ヤバイ)・6位(ケッコウヤバイ)・7位(ブサイク)の順番。
公平を保つため、主にキスマイファンではない女性100人(たまに女子高生だったり)がアンケートの対象となる。
このアンケートを元に上位には言動を称賛する『カッコイイテロップ』が入り、逆に下位にいくほどダメ出しの『ブサイクテロップ』が入るようになる。
最下位のブサイクに認定されると付けている名札に「ブ」のシールが貼られてしまう。ただし、2019年度を持って廃止された。