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立花夕月の編集履歴

2023-05-18 02:50:25 バージョン

立花夕月

たちばなゆづき

『大正処女御伽話』の登場人物

CV:会沢紗弥


概要

明治四十一年十二月三十一日生マレ。四尺七寸(141センチメートルくらい)。珠彦の嫁(世話係)として志磨家に1万円(読み切り版、本誌第1話では20万円)で買われた少女。14歳(第1話時点)。

性格は天真爛漫で、家事全般が得意。献身的に珠彦の世話をしていく中で彼に想いを寄せるようになる。珠彦からは「ユヅ」と呼ばれている。


ひどい癖毛と大きな胸が悩みの種。ふだんは胸をさらしを巻いて隠している。


『ジャンプSQ.19』vol.18掲載の読み切り版では、ルックスとキャラクターが連載版とは異なり、少し美形な顔つきで大きな胸に対するコンプレックスもなく(サラシを使用していない)、少し下世話な娘に描かれている。この下世話な姿勢は両親の影響(話を聞いた珠彦は「好色漢な父上」と表現)によるものだが、結婚するまで貞操を守ろうとする姿勢は連載版と同じ。


第3話では家事をしながら歌う姿が描かれている。話中では「青い眼の人形(大正10年)」、「靴が鳴る(大正8年)」の2曲を歌っていたが、どちらも当時(大正11年1月)の流行歌であることから、女学校時代は割りとミーハーだったようである。

また、『ヤングジャンプ』(集英社)2016年20号に掲載された特別編では、曲名を思い出せない珠彦の鼻歌から「星の界」だと気づき歌い出す。


赤ん坊のころ、姉を病気(鼠咬症)で亡くしている。


大正処女御伽話

大正10年(1921年)の冬、引き籠もりの厭世家(ペシミスト)となり果てている珠彦のもとに、彼女は父が珠彦の世話をさせるために金で買われる。珠彦は夕月を迎え入れはするものの、それは彼女が路頭に迷わないためで世話をされるつもりはなかったが、共に暮らす内に珠彦は夕月に心を許し始め、仲睦まじく生活を送っていく。


大正11年の始夏、珠彦の妹・珠子が家出をして珠彦のもとへやってくる。2人に悪態をつく珠子だが、夕月の優しさに触れ、夕月を「ユヅ姉様」と慕うまでに変貌する。過労のため倒れた夕月の看病をした珠子は医者を目指すこになる。


9月になり、自宅に侵入してきた少女・綾(りょう)と出くわし、夕月から贈られたばかりの栞と財布を盗まれてしまう。翌朝、栞を持って自宅に現れた綾は夕月に嘘を吹き込むが、夕月が最も傷付いたのは、珠彦に贈った栞を綾の匂いが付くほど彼女が持っていたことだった。夕月は手元に戻ってきた栞を破り捨て、綾との一件を水に流したが、誕生日を祝う珠子の電話によって栞に込められた夕月の想いに気付いた珠彦は、夕月から本音を引き出してわだかまりを解消することができた。


大正12年になると綾との関係も改善され、夏頃、夕月の親友で文通を続けている美鳥が妊娠し、結婚するために東京から九州へと移り住むことを知らされる。再会できる最後の機会かもしれないと夕月を送り出した珠彦だが、彼女が帰ってくる予定日であり、珠彦の誕生日でもある9月1日、関東大震災が起きる。


夕月の身を案じる珠彦は綾と共に東京へ赴き、地獄のような光景の中、珠子と協力してやっとの思いで見つけた夕月は美鳥を瓦礫から守って頭を打ち、昏睡状態にあった。叔父のいる東京駅に運び込み治療を施しても眠り続ける夕月だったが、珠彦の必死の呼び掛けに応じるかのように目を覚ます。そしてこの時、夕月が今まで言い出せなかった本心を打ち明けた


珠彦と夕月が千葉の自宅へ戻ると、12月に兄が亡くなったという訃報が届く。珠彦が帰路についていた頃、自宅では夕月を誰かが訪問していた。


大晦日の夜、誕生日を迎えた夕月にプレゼントとプロポーズの言葉を贈った珠彦だが、翌朝の自宅に夕月の姿はなく、気がつけば丸二日が経過していた。新年の挨拶をしにきた綾から心当たりを聞き出すと、失踪の原因が珠代の訪問であることが判明する。激怒した珠彦は弟・珠央の世話係にされている夕月を発見し、自分の幸せを第一に考えろと説得する。しかし夕月は、母のお腹にいる子供を見殺しにできないこと、そもそも珠彦をわざと傷付ける形で姿を消した自分に結ばれる資格はないと拒絶してきた。珠彦は夕月がいない世界に絶望し果物ナイフを手に取ると、自分の死を望んでいた珠央にナイフを握らせ、自分を殺すように満面の笑顔で迫る。怖気づいた珠央が叫ぶと同時に飛び出してきた夕月がナイフを払い落とし、母よりも珠彦の方が大切だという本心を吐き出す。


その場に現れた珠義は志摩家との決別を宣言する珠彦をなんとか留まらせようとするが、珠彦は夕月を買った金額と同じ借用書をその場で書き上げると、必ず返済することを約束して屋敷から去っていく。

珠彦と夕月はすぐに夕月の故郷である岩手へ向かって彼女の両親と会い、結婚する決意を伝えると共に、志摩家と決別した経緯を説明する。最初は珠彦のことを警戒していた夕月の母親も珠彦を信頼できる人間だと認め、2人の結婚を祝福する。2人は友人達が待つ神戸へ移り、新たな生活を始める。1年後、喫茶店の店員となっていた夕月は、珠子のサプライズでささやかながらも結婚式を行う。


昭和オトメ御伽話

昭和オトメ御伽話でも登場。

大正時代よりも(精神面が)大きく大人びており、肩揚げも取れている。ただ、の事を語る時は無邪気で嬉しそうに話す点は変わらず。

家事を覚えたいという常世に珠子が紹介する形で登場。日頃から年頃の娘に花嫁修業をつけており、常世とリゼの先生になる。

また、息子である月彦を連れており、初登場時点では4歳。珠彦に代わって物語に関わっていく。その後、仁太郎と常世の再会時点で次男・春希、長女珠実を産んでいる。1946年時点で約38歳。


関連タグ

大正処女御伽話

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