◆忍◆ ニンジャ名鑑#123 【デスドレイン】 ◆殺◆
コールタール状の黒い質量エネルギーを生み出し操る強力なユニーク・ジツ「アンコクトン・ジツ」の使い手。
元は乱射放火殺人犯で、死刑判決を受けた瞬間にニンジャソウルが憑依。法廷に出席した人間全てをその場で皆殺しにして逃走した。
(ネオサイタマ電脳IRC空間「ニンジャ名鑑」より抜粋)
人物
初出は第2部「シー・ノー・イーヴル・ニンジャ」。本名「ゴトー・ボリス」。
ガイオン中央拘置所に拘束されていた重犯罪者で、重度の屍姦愛好者。
放火・殺人などの重犯罪を短期間で犯し、死刑判決を受けるが、その瞬間に「ダイコク・ニンジャ」のソウルが憑依。
その場にいる全員を殺害して逃亡した。
逃亡後は各所で仲間を増やし、各敵組織から独立した第3勢力として行動している。
相棒であるランペイジ(本名ゼンダ)とアズールを引き連れて暴れまわる。
カラテ(本作では武器を含め、白兵戦全般の能力を言う)を軽視しジツ(術、特殊能力)に頼るニンジャは弱い、俗に言う「ノーカラテ・ノーニンジャ」の鉄則が支配する本作において、
ジツのみでカラテを全く鍛えることなく、作中屈指のカラテをもつダークニンジャと渡り合うという常識破りの存在。
ただし渡り合えているということが異常なだけで、数回戦うも最終的には圧倒的有利な状況下で完全敗北し見逃されるなど互角とはとても言えない。
彼もまた、檻を破って世界を覆したつもりでも、より少し大きな檻の中に囚われている存在なのである。
性格は幼稚で短絡的、そして邪悪。
「窮地に陥っても必ず神様が助けてくれる」という無根拠かつ絶対的な自信と、
それを裏打ちする強烈な悪運をもつ。
極悪人だが幼稚な言動はどこか憎めない部分があり、作中でも人気のニンジャである。
容姿
拘束具が変形したニンジャ装束に身を包むニンジャ。ジゴクめいた黒髪を逆立たせている。
彼のメンポ(面頬)は「囚人メンポ」と呼ばれ、暗黒物質を出し入れできる孔が開いている。
「拘束具」をどう解するかは描き手の自由に委ねられている。
能力
「アンコクトン・ジツ」と呼ばれる、コールタール状の流動性暗黒物質を大量に生み出し自在に操る能力。
触手としても自在に操作できるほか、単純に敵を絞殺・窒息死させたり、押し固めることで自身を守る盾としたり、移動手段として用いたり、自らの体内で循環させることで致命傷の傷を修復したりと非常に使い勝手が良い。
さらに可燃性も持たせることもできるため、敵を呑みこんで放火して焼殺という残虐な攻撃手段も存在する。
ただし、ある程度のカラテがあれば素手で打ち払えるなど万能というわけではない。