CV:広瀬正志
概要
クメン王国の傭兵部隊アッセンブルEX-10の戦闘指揮官。
パイロットとしての能力はそこそこだが指揮能力には欠けており人望も皆無、短気で猜疑心が強い上に欲深く、上司に媚びへつらい部下には威張り散らす典型的な小悪党。
ちなみに悪運だけは人並み以上で幾度も死の危険に晒されながらもしぶとく生き残っている。
フィアナを探すキリコを敵のスパイと疑い、その疑いが晴れたあともゴン・ヌーに目をかけられる彼を目の敵にするあまり、指揮を誤って多くの無駄な血を流し、ついには無能の烙印を押されて部隊の指揮権を剥奪されてしまう。
それでも手柄欲しさに身勝手な行動をとっては部隊の足を引っ張り続け、フィアナの身柄をめぐってキリコと争った際に川に突き落とされ濁流に呑まれてしまう。
なおもル・シャッコに救助されて奇跡的に生き延び、カンジェルマン宮殿への突入作戦に参加。
パーフェクトソルジャーであるフィアナを捕らえてメルキア軍に鞍替えしようと目論むが、ついに堪忍袋の緒が切れたシャッコに見限られて悪運も尽き、彼に人間のクズと吐き捨てられた挙句、宮殿の最下層へと放り投げられて命を落とした。
それまでの悪行の数々の報いを受けた、まさに人間のクズに相応しい最期であった。
声優である広瀬正志氏の好演と、ボトムズを象徴する小悪党ぶりから、ファンの間で人気を呼び、ボトムズシリーズと同じく高橋作品のキャラで広瀬氏が演じた太陽の牙ダグラムのコール・デスタン、蒼き流星SPTレイズナーのゴステロと並び、多くの高橋作品ファン、ボトムズファンからカルト的な人気を獲得しているキャラクターでもある。
人物像
嫌な上司の典型そのものなキャラクターで、やることなす事全てが迷惑なものばかりという点は、闘将ダイモスの三輪防人とも共通していると言える。しかし、そんな最低野郎ぶりがファンの心を捉えて離さないのである。
迷台詞集
- 「指揮官はこの俺だ。命令違反はここで銃殺する!」
- 「無論だ!」
- 「放っておけ」
- 「しゅ、出動ぉーっ!」
- 「貴様ら!命令違反でみんな銃殺だあ!」
- 「寺に弾薬が必要かぁ!!」
- 「その他に御言葉は無かったのか?ラモー寺院の伏兵掃討に関して、その臨機応変の指揮ぶりの…!」
- 「閣下!カン・ユーでありますッ!!」
- 「シャ…シャッコォ…!お前かぁ…!…へ…はぁ…お前だけは来てくれると思ったぞぉ……はぁ…はぁ…」
- 「貴様は先にいけ!シャッコ!」
- 「お前らを引き渡す条件で、メルキア軍に鞍替えするのさ。ダメなら何もかもぶっ飛ばす。じっとしてろ!少しでも動いた奴は撃ち殺してやる!」
- 「な、何をする!?」
- 「うわあああああぁぁぁぁ………!!」