概要
詳細
かなにとってアクアは幼少の周りに最もチヤホヤされた時期に出会った、己のプライドをへし折った人物である。以降、この経験からアクアに執着を見せ、再会した後は本人は否定しようとしてるが明らかに恋愛感情を見せている。
ただしその後の挫折続きの経歴から来る自己評価の低さから言いたい事を素直に言えずにいる。
一方でアクアはかなを「嘘や演技をする必要が無く会話出来る人物」と見なしている。転生者の経歴やアイの犯人捜しから本心を語る事がなかなか無く、シスコンを拗らせ気味なアクアが「ルビーを任せられる」と言え、後にかなが危機に陥った際にアクアが取った行動が非常にリスキーな対応を取ることで守った点でも彼がかなを信頼していることが見てとれる。(アクアにとって都合が良いタイミングだったとはいえ、ルビーとの関係に亀裂が入る事は明白な事を理解した上で手を打つに値する存在と認識しているのは間違いない)
精神年齢は(身体に引きずられ出してるとはいえ)40歳以上になり裏工作も平然と行うアクアが、かなの嫉妬や痩せ我慢から出た拒絶する言動には本気で傷ついているあたりでもかなとの会話を含めて「高校生の少年としての星野アクア」という等身大の人間として向き合っている事が読み取れる。
「自己評価が低い」「才能はあるがそれ以上に培った経験や技術をフル活用する事に長ける」「過去の挫折やトラウマにより、本質的には脆いメンタルを抱えている」「本音を言いたい時に時ほど距離感を誤り、表向きは”嘘”の言葉を重ねてしまう」など、パーソナリティの共通点も多い似た者同士の組み合わせでもある。
原作者の赤坂アカ氏はTwitterにて「有馬かなは連れ戻してくれる人」と評している。