概要
エジプト神話に登場する冥界神の一柱で、芸術を司るともされる。
ソカル(Sokar)やソカリス(Sokaris,Socharis)とも呼ばれ、ハヤブサの頭部を持つミイラの姿で現される。
古い時代から広域で崇拝されていた肥沃と豊穣の神であったが、ギザのメンフィスにある地下墓地「ロ・セタウ」の守護者である冥界神とされるようになった。
護符には子の神の名が書かれ、ハヤブサを象った像の内部に「死者の書」の一部を記した文章が込められるなどされていたが、死者の魂が込められた心臓を食べてしまう鷹神という、恐ろしい描写をされることもある。
後代になるとプタハやオシリスと習合し、プタハ=セケルやプタハ=セケル=オシリスと呼ばれるようになり、上記のように死者の復活に関係する神として崇拝された。
創作での扱い
『女神転生シリーズ』の邪神や外道が所属する、アルカナ「塔」の敵悪魔およびペルソナとして登場。
姿は鷹やハヤブサそのもので、全体地属性攻撃「マハマグダイン」や即死魔法「ムドオン」の他、「はばたき」や「アサルトダイブ」などの攻撃技を持つ。