概要
アイテム番号:SCP-726-EX
オブジェクトクラス:Explained
メタタイトル:ダウジングロッド
特別収容プロトコル: SCP-726-EXは低優先度安全オブジェクトロッカーに保管します。
説明
SCP-726-EXとはテープと銅でできたダウジングロッドだ。
SCP-726-EXの異常性は異常性を持ったオブジェクトを探知することができるといったSCP-2799の様なものだ。
…そう考えられていた。
【以下はSCP-726-EXに関するログの参照である。】
<ログ開始>
カービィ: チェンバーズ。
チェンバーズ: カービィ。
カービィ: なぜここにいるかは分かっているな。
チェンバーズ: メールは読みました。このダウジングロッドの何が問題なのです?
カービィ: それに効果があるとは思えない。
チェンバーズ: 何を馬鹿な。効果はありますよ。この目でしかと見ました。
カービィ: 本当にそいつをテストしたのか?
チェンバーズ: もちろん。問題なくアノマリーを指し示しました。
カービィ: これを見ろ。
{カービィがテーブルにファイルを置く。チェンバーズが手を伸ばしてファイルを取る。}
カービィ: PoI-1221はシロだったよ。この上なく正常だ。異常らしいことといえば、あの子らについて質問した際の発汗量くらいだな。
{チェンバーズが添付ファイルに目を通す。}
チェンバーズ: だからと言って、これに効果があるという事実は変わりません。
カービィ: アノマリーだらけの施設で実験したんだろう。そりゃ1つは指し示すに決まってる、そのダウジングロッドはクソだ。良く言えば疑似科学、悪く言えば馬鹿の釣り餌だな。あの子らは馬鹿に遊ばれたんだ。さらに最悪なのは、君がそれに効果があると主張するせいで、今まさに私たちまで馬鹿に遊ばれていることだ。
チェンバーズ: ならば、彼らがここに入り込んだのはどう説明をつけるのです?
カービィ: サイトの最上階くらい誰でも迷い込む。道路の側にあるんだ、もういい加減にしろ。間違いを認めてくれれば私たちは前に進めるんだ。
チェンバーズ: この一件が全くの偶然だったとでも。
カービィ: そうだ。
チェンバーズ: しかし…… これは私の目の前でアノマリーに反応したんですよ!
カービィ: おいおい。またかよ。それは単に使用者のランダムな動きに反応しているだけだ。君がピクリとでも動けばそいつも動く。考えてもみろ、君はアノマリーだらけの施設にいるんだぞ。そのゴミはどこを向けばアノマリーを指し示さないことになるというんだ?
{10秒間の沈黙。}
チェンバーズ: 地面でしょう。
カービィ: ふざけんなよジョージ。
<ログ終了>
つまるところ結局SCP-726-EXには何一つ異常性が無く、財団は子供騙しのただの棒をオブジェクトだと思い込んでましてはこのガラクタをThaumielクラスのオブジェクトとして扱おうとしていたということである。何やってんすか財団。
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SCP-726-EX - The Dowsing Rod
by Uncle Nicolini