概要
ポストアポカリプスのボストン地下に存在する、科学者たちによって組織された団体。
地上の人間からは都市伝説的な秘密結社あるいはブギーマンのような存在として語られ、その実在さえ定かではない。
『Fallout3』で僅かに語られ、『Fallout4』でその存在が明らかになった。
4のシナリオ中盤で必ず訪れる事になり、その後の派閥クエストに大きな影響を及ぼす。
これ以降にはシナリオ後半の大きなネタバレが含まれます。
その正体は、FEV(強制進化ウイルス)や人造人間などの研究を行い「人類の再定義」を目標とする秘密組織。
地上の人間を第三世代人造人間と入れ換えたり大規模な殺戮に荷担するなど、物語の黒幕的な立ち位置にあり、インスティチュート以外のルートでは完膚なきまでに滅ぼされる。
争い続ける地上を見限り、優秀な人造人間を組み込んだ新しい社会の構築を目指すとは言っているものの、人造人間は全てリコールコードと呼ばれる機体毎のセキュリティコードで「初期化」が可能な自我を持たない(=コピーした人間の性格を真似ているだけで、リコールコードを使えば人格も記憶も消去出来る)「機械仕掛けの奴隷」としても扱っており、それゆえにレールロードを通じた脱走者を大量に出している。
技術自体は3のエンクレイヴをも上回り、人造ゴリラを
始めとしてさまざまなテクノロジーを所有する。
更なるネタバレ注意!
この組織を指揮する「ファーザー」の立場にいるのは、主人公が探し求めた息子「ショーン」自身。
なにも知らないまま60年間インスティチュートで育てられ、末期ガンに侵され死期を悟った彼が自分の出生を知り「冷凍保存されている父(又は母)は自分を助けに来てくれるだろうか」と解凍措置を行った所からFallout4の全てが始まったのである。
その後インスティチュートどころか連邦全体を「親への甘え」に巻き込み、どのような結末になろうとも本人は満足して最期を迎える。
それもあって敵対しない限りは主人公にとても友好的で、清潔な居住空間と研究施設を解放し資材の販売もしてくれる。