概要
週刊ヤングジャンプ連載『キングダム』に登場する騰×録嗚未のBLカップリングである。作中では王騎軍の副官と第一軍長、王騎没後も騰軍として共に戦う。関係性としては上司と部下にあたる。
作中
前述の通り上司と部下もしくは戦友同士という位置付けだが、他の軍長らが「騰様」と呼び敬語で話すのに対し、録嗚未だけが騰を呼び捨てにしている。
(※以下ネタバレ注意)
合従軍編
楚軍第一将・臨武君と一騎打ちをした際、録嗚未は最初こそ楚軍千人将・白麗が放つ矢を避けながら戦うなど善戦するものの、臨武君から馬上から叩き落とされ重傷を負ってしまう。
そしてあと一撃というところまで追い込まれたところで、騰が本陣を隆国に任せ、敵兵を蹴散らしながら猛スピードで臨武君に突っ込んできたため、録嗚未は騰に命を救われた形になる。
圧倒的な武力で逆に臨武君を追い込んでいく騰は、臨武君から「貴様は一体何者だ」と問われた際、「天下の大将軍だ!」と堂々と答えるが、それに対して録嗚未は「あんたは違うだろ」と心の中でツッコミを入れていた。
そして激しい戦闘の末、臨武君を討ち取った騰は、臨武君の強さを認めつつ「あの世で同金・鱗坊・録嗚未と酒でも飲むがいい」と発言する。
秦軍全員が歓声で湧く中、勝手に亡き者にされた録嗚未だけは「今俺を入れたよな…」と心の中で怒っているのであった。
これ以降、騰が縁起でもない冗談を言い録嗚未がツッコむ、という漫才のようなやり取りが恒例化していくのだが、このやり取りに関して作者は公式ガイドブックにて、
「王騎が死んだあと、王騎と漫才ができなくなり、騰の良さの出し方が分からなくなった。そんな時に騰が録嗚未をいじったら、騰らしさが戻ってきた」(要約)と語っている。
さらに合従軍に勝利した際も、騰は録嗚未本人が真後ろにいるにも関わらず「録嗚未たちの死が無駄にならなくてよかった」と発言し、それに対して録嗚未が「オイ」とタメ口でノリツッコミを入れており、上司と部下でありながら気安い関係性が垣間見える。
イジる⇆イジられる?
公式ガイドブック等で2人が紹介される時、しばしば「録嗚未をいじる、騰にいじられる」という表記が見られる。以下、それらの記述を抜粋する。
2016.1.19 公式ガイドブック2覇道列紀
騰(備考欄):録嗚未をいじりたおす
録嗚未(備考欄):騰にいじられる
2019.4.12 キングダム新聞
人物相関図にて(騰→録嗚未):よくイジっている
将軍紹介にて(騰)備考:録嗚未をイジりたおす
2020.6月 人気投票結果発表
騰(7位)に対して:録嗚未「あんた絶対自分で入れただろ」
録嗚未(21位)紹介文:騰にいじられ続ける元王騎軍軍長
2021.7.16 戦国七雄人物録
録嗚未:(武力)92(指揮力)90(知力)82(経験値)A
(騰に)いじられる
「騰にはよく死んだ人扱いされる/軽口も信頼しているからこそ/事実騰は録嗚未に呼び捨てを許している」
騰:(武力)96(指揮力)95(知力)94(経験値)S
(録嗚未を)いじりたおす!
2023.5.18 YJ休載企画ふかぼりキングダム
(六将候補の武将紹介ページにて)
騰に”好かれる”元王騎軍の豪将 録嗚未