概要
かつてギリシャの神々を滅ぼした蛮勇「スパルタの亡霊」ことクレイトスが、流れ着いた北欧の地で出会った女性フェイとの間に授かった息子。カリオペは異母姉。
クレイトスを「父上」と呼んでいるが、当のクレイトスはかつて故郷で犯した血なまぐさい過去故に彼と距離を置いて暮らしており、母フェイによって育てられることになる。フェイが亡くなったことで、「9つの世界で最も高い山から遺灰を巻いてほしい」という遺言を果たすため、距離を置いていた父と旅に出ることになる。
まだ幼いこともあり、最初は血なまぐさいことに抵抗を示していたものの、クレイトスの協力もあり次第に慣れていく。またフェイから優しさや北欧世界の知識をしっかり教わってきたため、不器用でこの世界の知識に疎い父の良き手助けとなる。
自身が神の系譜であることは知らず、そのために悩み体調を崩すこともあったが、旅の最中にクレイトスから真実を告げられる。当初はそのことで天狗になり暴走しかけたが、クレイトスや旅の仲間のミーミルに諭されて成長していくこととなる。
以下、ネタバレ注意
旅の終盤、9つの世界で最も高い山のあるヨトゥンヘイムに辿り着き、そこに住まう霜の巨人たちのタペストリーなどから、母フェイの正体が霜の巨人の女傑ラウフェイである事が分かり、彼自身も霜の巨人の血族であることも明かされた。また、フェイは当初別の名前を考えており、同胞達にもそちらの名を伝えていたが、最終的にクレイトスが最も尊敬したスパルタの戦士の名前にちなんでアトレウスと命名された。