「オレたち 明るく楽しい犯罪検挙をモットーに やってますから！」
概要
スクウェア・エニックスのホラーミステリーアドベンチャーゲーム「パラノマサイトFILE23本所七不思議」に登場する、警視庁捜査一課所属の若手刑事。階級は巡査部長。本編内では上官の津詰徹生とともに登場する。愛称はエリオ。
現在は探偵となっている櫂利飛太、本編開始前に殉職した吉見肇とは警察学校時代の同期。
幼い頃から特撮映画や刑事ドラマなどが好きで人を助ける仕事に就きたいと考えていて、学生時代に津詰が捜査を担当する事件に遭遇したことで津詰に憧れ、警官を目指すこととなった。今でも津詰には強い敬意を抱いて、「ボス」と呼び慕っている。
憧れの先輩である津詰とペアを組んで捜査できることにはこの上ない喜びを感じている……はずなのだが、愛の強さゆえか軽口を叩きリアクションを楽しむことがしばしば。その歯に衣着せぬふてぶてしい物言いで常に津詰を困惑させている。
多くのプレイヤーや約子には、津詰との軽快なやりとりを漫才に例えられている。シリアスシーンでも突然エリオのボケがナチュラルに挟まれたりするが、もちろんボケばかりではなく、やる時はしっかりやる実力の持ち主でもある。
特筆すべきは、やたら柔軟な思考。津詰から「超常現象が実在する」と告げられた時には何の疑いもなく呑みこみ、呪いだの秘術だのが渦巻く世界に一瞬で順応した。また世間の流行の変化にも柔軟で、オカルトブームに乗っかり津詰をこっくりさんに誘ったり、当時はまだまだ下火だった男性用の化粧品やトリートメント、マニキュアの知識が出てきたりする。
比較的裕福な家庭で育ったことと、この頭の柔らかさのおかげで、ポジティブお化けと評されるほどの自己肯定感を身につけている。ゲーム内でも、エリオが落ち込んでいるシーンは非常にまれ。
ストーリーでの活躍
興家彰吾編
津詰とともに緑町公園にいて、木の後ろで盗み聞きしていた興家に職質をかけてくる。
津詰徹生編ほか
津詰とともに吉見の変死事件を捜査していたところ、旧安田庭園にて津詰が本所七不思議のひとつ「落葉なき椎」に呪われ、津詰はエリオに呪いの調査への協力を頼む。
若いエネルギーを活かして呪主の捜索と呪詛珠の回収、根島史周の犯行予告への対処、呪詛を収めるための調査に吉見の事件の捜査にと飛び回ることになる。
終盤にはプレイヤーの視点が津詰からエリオに切り替わり、彼を操作できるパートも存在する。
余談
- パラノマサイト公式Twitterから公開されている特別ムービーおよび特別イラストにも複数回登場している。警察学校時代や水着姿といった本編では見られない姿も描かれている。
- 腰の拳銃はキャラクターデザインの小林元氏が勝手に付けたもの。それに合わせて拳銃を抜くシーンが後から追加されたそう。
- エリオが活躍する津詰徹生編でよく流れる太陽にほえそうなBGMのタイトルは「Crime Busting With a Smile!」。これは記事冒頭であげたエリオのセリフが元ネタ。
