概要
日本の競馬において、中央競馬・地方競馬のダート交流重賞競走に格付けを行ったもの。ダートグレードは中央競馬・地方競馬で格付けが統一され、中央競馬の格付けと同一の体系となっている。
平地競走については、IRPACの認定を受け国際格付けの得られたものはGⅠ、GⅡ、GⅢ、国際格付けの得られていない日本独自のものはJpnⅠ、JpnⅡ、JpnⅢとなっている。
ダート競走を実施している主催者でダートグレード競走を施行していないのは岐阜県地方競馬組合(笠松競馬場)のみである(2023年現在)。
日本のダート競馬の国際的な評価を高めるため、地方競馬では2028年より段階的に「Jpn」表記の使用を取り止め、全てのダートグレード競走を国際競走とすることを目標としている。
歴史
1995年以降、各地で中央地方指定交流競走が設けられるようになった。
1996年、ダート競走の位置づけを明確にするため、「ダート競走格付け委員会」が発足。
1997年4月、ダートグレードによる格付けが行われるようになった。
2007年、日本の国際セリ名簿基準委員会パート1国への昇格に伴う格付け表記の変更が行われ、国際的に承認されたグレード以外の競走はJpnⅠ、JpnⅡ、JpnⅢで格付けられることとなった。