概要
正式名称は「そにアニ -SUPER SONICO THE ANIMATION-」。
ニトロプラスのイメージキャラクター『すーぱーそに子』のメディアミックス作品の1つ。
「スーパーノヴァ」を拠点に活動中のガールズバンド「第一宇宙速度」のリードボーカル、グラビアアイドル&モデル、居酒屋「つぇっぺりん」の看板娘という3つの顔を持つ女子大生・すーぱーそに子の徒然なる日常を描いた物語。
ストーリーは全体的にカオスで「ほのぼの学園もの→ゾンビホラー→シリアスな旅情もの→ミステリー→動物もの→ドタバタコメディ」と一話ごとに雰囲気も方向性もめまぐるしく変わる。
登場人物
第一宇宙速度
そに子が活動しているガールズ・スリーピース・バンド。
本作の主人公。いつもヘッドフォンを付けている。CVは彼女自身である。
グラビアモデルやミュージシャンとして活動している傍ら、武佐坂理科大学(キャンパスは亜細亜大学がモデル)に通う現役大学生。
ガールズ・スリーピース・バンド「第一宇宙速度」に所属し、リードヴォーカルとギターを担当している。バンド内での愛称は「ニコちゃん」。
たまに母音と子音が入れ替わる(またはどちらかが抜ける)口癖がある(副題に反映あり)。
自宅では猫を5匹飼っている(それぞれの名前はチャー、シュー、メン、アジタマ、ナルト)。
朝の寝起きがものすごく悪いために、朝は何時も猫に起こされるが、一度完全に目が覚めると後は加速度的にやる気と元気に火が付く。
気合を入れる時の口癖は、彼女のトレードマークでもある「とりゃー」。
CV:後藤麻衣
ガールズバンド「第一宇宙速度」のリーダー兼ベース。バンド名の由来は鈴が名付けたもので、人工衛星が必要とする速度という意味である。
スーパーノヴァのバイト長であり、ナース姿の似合う黒髪ロング美人。
富士見恵那の姉であり、彼女もまたニトロプラスのゲーム『アザナエル』の登場人物その人である。
趣味は無免許美容師ごっこなど。かつて女子プロレスに入門していたことから特技はプロレス技で、特にドロップキックを好んで用いる。
CV:尾崎真実
「第一宇宙速度」のドラマー。寝る事と肉まんが大好き。
そに子をはじめ相手を「ひゃん」付けで呼ぶ二人称/三人称の口癖がある。
上京直後に財布を盗まれる、満員電車で痴漢に遭う、アルバイトで騙されるなど散々な目に遭っているが、上京して1年でアイドルユニット「第一宇宙速度」に所属し好きなドラムセットを叩けるようになったことが喜びである。
ファンの間では「第一宇宙速度」のライブに行くことを、そに子とフウリの胸を称えて「山登り」という。
ニトロプラスのゲーム『アザナエル』の主人公の一人である綿抜フウリと同一人物。
そに子の所属事務所
- 北村マネージャー
CV:竹内良太
スーツ姿で、炎のように逆立った髪型と般若の面をかぶった敏腕マネージャー。素顔は不明。
仕事熱心で所属タレントのための努力を惜しまない上にタレントの人間性を重要視する。そに子に学生として不相応な仕事をさせない為に腐心している。
そに子に色仕掛けを仕掛ける業界人や過剰なお色気を要求するようなスタッフなどに対し(般若面を利用して)恫喝する事もしばしば。ただし酒癖が悪く泥酔する性質。
CV:金元寿子
そに子と同じ事務所に所属している先輩アイドル。
ゴシックロリータの衣裳に身を包み、ヘッドピース兼用のヘッドフォンを付けている。
「ゴスロリ殺戮兵器」設定上中二病キャラらしくいまいち売れていないが、熱烈なファンからは安定した支持を得ている。
年齢に不応相な幼児体型の持ち主で、事務所所属タレント中で一番背が低い。性格も子供っぽいが、相手に対しては基本常に敬語で話す。怒らせると言動が(設定名を含む)狂気を帯びてくる。
基本的な性格は人見知りせずおおらかで、事務所のスタッフやタレントとも仲は良いが、トラブルに巻き込まれた際には怨みが篭もり、そに子もその対象にされた事がある。
第6話では全国放送される美容クリームのTVCMに出演が決まるが、商品のプロモーションイベントで起きた事件でCMがお蔵入りになったり、そのイベント会場の豪華客船から救命ボートで脱出するも数日間救助されずに海を漂流する羽目になる。
また、第9話ではそに子の大学祭にゲスト出演する予定だったが、ホットドッグを食べ過ぎて救急車で運ばれたため出演できなくなるなど不遇な立場である。
スーパーノヴァ
第一宇宙速度が定期ライブを行っているライブハウスで鈴のバイト先。秋葉原にあるらしい。
- 店長
CV:沖佳苗
- ミーナ
CV:牧野由依
長身巨乳な良家のお嬢様。
第8話ではスーパーノヴァにあるアンプを誤って壊してしまい、そのことでスーパーノヴァのバイトをクビになってしまうことを恐れ隠そうとしていた。
その他の登場人物
- そに子のおばあちゃん
CV:井上喜久子
そに子が良く仕事を手伝っている居酒屋「つぇっぺりん」の店主。商店街の人々が常連。
多忙な両親に代わってそに子を幼少時から見守ってきた、割烹着が似合う優しいおばあちゃん。
普段からニコニコしていて表情を変えることはないが、怒るとその表情のまま非常に怖い言動をさらりとやってのける。
若い頃はギタリストでロックをやっていて、最終話では一時的にステージに立ちギターを弾いた。英語ペラペラ。
レイラと名乗ることもあるが、本名なのか通称なのかは不明。
- トミ、ヤス、クニ
CV:土屋トシヒデ(トミ)、加藤将之(ヤス)、坂口候一(クニ)
3人とも商店街の人々。若い頃からそに子のおばあちゃんのファンであり、彼女を「レイラちゃん」と呼ぶ。
- 富士見恵那(ふじみ えな)
CV:榊原ゆい
富士見鈴の妹。姉の鈴には「えなちん」と呼ばれている。
趣味は推理。姉である鈴も知らないが、その推理能力はかなり高い。
第8話ではミーナが誤ってアンプを壊してしまったことを推理し当てたが、このことは内緒にしてあげていた。
ニトロプラスのゲーム『アザナエル』の主人公の一人である富士見恵那と同一人物。
- 苫野恭子(とまの きょうこ)
CV:伊藤静
そに子の中学時代の軽音部の先輩。通称「トマ」。
軽音部への入部を希望していたそに子を入部させ親切に音楽を教えてあげる、ギターのデイドリーム(臙脂色のボディに黒のピックガードのSG)を譲ってあげるなど、そに子に親切だった。
後に海外へ引っ越すことになり、別れの際にはデイドリームを譲り受けることを渋っていたそに子に出会いのきっかけであった「Shooting Star」を弾けるようになるまで貸しておくことにした。
そに子のライブにはひそかに来場し「Shooting Star」を聴いて満足すると、落書きのメッセージを残して会場を後にした。
最終話では自分の子供なのかは不明だが、幼い子供を抱えて第一宇宙速度の年越しライブに訪れていた。
- 紀本さやか(のりもと さやか)
CV:豊口めぐみ
ムサシノ出版の記者。そに子の記事を作るため、そに子の密着取材をする。
小説好きで小説家になる夢を持っており、最終話では彼女の書いた小説が新人賞の佳作に選ばれその作品が掲載された文芸誌を「恩人」であるそに子に渡すべく、第一宇宙速度の年越しライブに訪れた。
- 佐倉佳代乃(さくら かよの)
CV:柚木涼香
そに子が新潟に一人旅をしていた時、夜行バスで隣になった。
- 井守さつき(いもり さつき)
CV:高橋美佳子
新潟で工芸をしている女性で、そに子が新潟に一人旅をしていた途中雨に降られて雨宿りをしていた時に出会った。
工房でそに子と一緒にとんぼ玉を作りそに子に譲った。
台詞はないが、第5話からほぼ毎回少ない時間登場している眼鏡をかけた爆乳の少女。
そに子が掲載されている雑誌を購入する、そに子と街ですれ違う、そに子が搭乗するクルーザーを外から眺めているなどエキストラ的な存在ではあるが、その少ない登場シーンでは経過した時間や気持ちの変化が描かれている。
登場当初は黒髪だったが、第8話ではメイドカフェでアルバイトを始め、赤色のカラコンと金髪に変えている。第11話ではデパートのアイドルイベントの整理スタッフをしていた。最終話では眼鏡をかけていなかった。
- アヤカ
CV:竹内恵美子
そに子の知り合いの幼稚園児。第11話ではサンタクロースの存在のことですねたことがあったが、サンタにお願いしたとおり父と出会えたことで、サンタの存在を信じた。
- アヤカのパパ
CV:小形満
外国に赴任しており、娘のアヤカに本物のサンタクロースはいると言ってしまったことを嘘にしたくなかったため公認サンタクロースの試験を受けてサンタクロースになりアヤカと再会する。
- アヤカのママ
CV:矢野亜沙美
- 篠崎さん
CV:綾瀬有
町内会の人で、いなくなった子猫(マンチカン)のクリームちゃん(拾ったそに子が付けた名前は「ライス」)を探していた。
- ライス
生まれて数日経ったばかりでカラスに攫われていた迷子のマンチカンの子猫。
最初は非力でそに子の飼い猫5匹に太刀打ち出来なかったが、しばらくしてそに子の目覚ましを自力で出来るまでに成長した。最終的には母猫と共に元の飼い主のもとに帰る。
- 母猫
CV:本泉莉奈
クリームちゃんの母猫。時間の経過にもかかわらずライスが自身の子クリームだと理解認識した。